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2008年10月05日08:22

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旅行記(57:道東ツアーズ<11>:釧路湿原とうろYH<3>)

(八日目:昼〜)
摩周駅から塘路駅までは、車ならばさほど苦でもない距離なのだが、
列車だと本数がないため昼間に観光する時間としては、この列車しか選べなかったのである。
約40分程ですぐに着いてしまった。
お昼真っ盛りの時間にも関わらず、駅前集落には宿やちょっとした店舗はあるのだが、
覇気が無くひっそりとした感じである。
 
駅前にいても仕方ないので、早速YHへ向かい荷物を置かせてもらう事にした。
YHに着いたのだが、お昼の時間帯という事もあり誰も出てこない。
ようやく中から男性が出てきて、「荷物を置かせて欲しい」と言ったら、
面倒くさそうに「入口に置いといて下さい。館内へは16:00から入れます」と言われた。
おそらくお昼の時間帯なので、仕事も一段落して寝ていたのであろう。
道内のYHで昼間から入れない箇所も珍しいとは思ったのだが、これが本来の姿なので仕方ない。
 
館内に入れるまで、まだ3時間程あるため、
再び駅に戻り、駅構内にある観光案内所で自転車を借りることにした。
自転車に乗り、釧路湿原を見てまわり時間を潰すことにした。
 
まずは一度北側の茅沼駅に戻り、鶴が見える温泉に行ってみる事にした。
列車ならば起伏が少ない湿原内を通るので楽な行程なのだが、
車道(R391)は峠をひとつ越えるようなアップダウンがあり、たかだか7Km程度の道のりに四苦八苦することになった。
ようやく茅沼駅の側にある温泉(憩の家 かや沼)に到着した。
 
温泉は単純泉であり、特に可もなく不可もなくという感じである。
また「鶴」は冬場なら居るのだが、今は夏場のため全く見られない。
単に湿原を見ながら入るだけになってしまった。
 
温泉を出て、塘路湖の方へ行ってみる事にした。
塘路湖が望める元村地区はキャンプ場や旧市街地の建造物が多い地区である。
塘路湖自体は湿原沼であり、特に目立つものは無かった。
冬場ならば白鳥でもいるのだろうが、普段地元で見るアオサギを見つけたところで特に感動もしなかった。
この後、湿原内を走る未舗装道路に行ってみたかったのだが、レンタサイクルの時間が迫っていたので断念した。
自転車を返した頃には16時近くになっていた。
 
YHに戻り、今度は難なく館内に入れることになった。
館内でくつろいでいると、昨日原野YGHで逢った、神奈川県内の某信用金庫勤めの二人組に再開した。
最初の会話は「あの時いたもう一人の人は絶対ヘルパーになりそうだよね」であった。(※注1)
 
今日の部屋は3人部屋のようである。
私以外の2人は、先程の二人ではなく別の二人組みであった。
見るからに鉄道マニアらしく、YHの目の前を走る釧網本線にしか興味がないようである。
(実際にカメラもセッティングしていた)
 
夕食後は、ムックリ作りとなった。ムックリとはアイヌ民族の楽器である。
ムックリ自体は簡単に出来たのだが、音を鳴らすのが難しく、結局鳴らすことが出来なかった。
その後、釧網本線の最終列車を見送り(銀河鉄道と呼んでいた)、この日はお開きとなった。
 
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旅行記:2000/06/17 Fri.
写真:茅沼駅, YHから塘路駅(夕方, 最終列車)
 
※注1
本人は北海道を車で一周する(当時:無職)と豪語していたのだが、3人の見解は「絶対に無理」であった。
結局私が旅行を終えた後もYGHに居続け、月末にお金が尽きた事によりヘルパーになったのである。
今でも屈斜路原野YGHのWebサイト内のヘルパー一覧で確認することが可能(名前は、おっくん)
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