今朝、ブログ友のpadaさんのブログ記事を見ていましたら、現在、ヤフオクに初期伊万里の茶碗が登場しているということが書かれていました。
その茶碗は、呼継ぎのものではありますが、以前は、古九谷吸坂手(この手のものを「古九谷吸坂手」と称する者は少なく、単に「染付 褐釉」と称する者のほうが多いとは思いますが、padaさんのブログ記事と関連させるために、敢えて「古九谷吸坂手」と表記します)の茶碗といわれていた非常に珍しいものなので、最終的にいくらで落札されるのか注目しているということでした。
それで、ヤフオクの画像を見てみましたら、「あれっ、我が家にも同じ様な陶片があったな〜」と思いましたので、紹介したいと思います。
写真1: 染付 褐釉陶片(小鉢の陶片?)の見込み面
写真2: 染付 褐釉陶片(小鉢の陶片?)の底面
写真3: 染付 褐釉陶片(小鉢の陶片?)の立面
胴から肩の辺りにかけて外側に反っていますので、この陶片は小鉢の陶片かもしれません。
分厚い作りであることが分ります。
生 産 地 : 肥前・有田(販売店主の言によれば「百間窯」のものとのこと)
製作年代: 江戸時代前期
サ イ ズ : 最大口径(?)9.5cm 高さ4.3cm 底径5.0cm
この陶片は、平成21年に(今から15年前に)、田舎の骨董市から2,000円で買ってきたものです。
初期伊万里の褐釉のものを勉強するための良い材料になるなと思って買ってきたわけですけれども、こんな陶片1個の値段が2,000円とは、結構なお値段だったですよね(><)
でも、我が家で、ここ15年間、ペーパーウェイトとして現役で活躍してくれていますから、かなりのモトはとったのかもしれません(笑)。
ところで、今、ヤフオクに出品されている茶碗はいくらで落札されるのでしょうか?
今、ヤフオクに出品されている茶碗が何個の陶片で呼継ぎがされているのか、はっきりとは分りませんが、3個以上であることは確かなようです。それに、現実には、ぴったり合う陶片ばかりはありませんから、実際は、もっともっと多くの陶片を事前に準備する必要がありそうですね。
仮りに3個で足りたとしても、陶片代だけでも2,000円×3個=6,000円となりますね。更に呼継ぎの手間賃を入れれば、原価としては1万円は欲しいところでしょう。
また、呼継ぎの器でも、褐釉の茶碗は珍しいですから、それに、希少価値が付加されそうですね(^_^)
そのように考えますと、出品者としても1万円は欲しいところでしょうし、現実にも1万円は越えて落札されるのではないかと予想するところです(^-^*)
今、ヤフオクに出品されている呼継ぎの茶碗は、1,000円スタートで、現在5,750円ですが、最終的にはいくらで落札されるか、私も楽しみです(^_^) 本日21時19分終了予定とのことです。
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追 記 (令和6年4月29日)
ヤフオクに出品されていた呼継ぎの茶碗は、昨夜、24,500円で落札されたようですね。
私の予想の1万円を超えたようでよかったです(^_^)
私は、原価でも1万円を超えるし、更に、呼継ぎの器でも、褐釉の茶碗は珍しいので、そこに、更に希少価値が付加されるため、もっと高く落札されるであろうことを予想したわけですが、そのとおりになったわけですね(^_^)
近年、古伊万里の相場が下落しているわけですけれども、古伊万里の市場にはまだ常識が働いているようで、古伊万里の市場が崩壊までには至っていないように感じました(^_^)
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