ナチスの強制収容所という
圧倒的な絶望状況を
生き抜いた心理学者がいた
その人は
監視官に殴られるのが
日常だった
仲間が次から次へと死んでいき
いつ自分の順番がきても
おかしくない状況だった
けれど
仲間を励まし
妻を思い
自然の風景に感動し
決してユーモアを忘れず
仲間と笑いあい
そして皆で歌を歌った
その人が収容された
ブーヘンヴァルト収容所で
歌われた歌の名は
「それでも人生にイエスと言う」だった
その人の名は
ヴィクトール・エミール・フランクル
今は天国から
市井に生きる私たちに向けて
その歌を歌い続けているかもしれない
「どんなことがあっても負けるな」
「どんな時にも人生には意味があるのだ」と
「人生を投げ出すな」
「それでも人生にイエスと言おう」と
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