昨夜、不思議な夢を見た。
学生時代に、俺が借り物を、もちろん故意ではないが「破損」させてしまい、それで相手と揉めて、疎遠になったことがある。
堅苦しく言えば、「損害賠償請求」であり、当時の利息を含めても、被害額が0が二つぐらい増えた値段に上るのではないか、と、少なくとも俺は思っていた。
学生時代の事なので、せいぜい多くとも何千円単位の話である。当時はそこまでお金がなかったが、社会人になった俺は、それを返済しなくてはならない、と夢の中で思っていた。
無言で、というか何か喋っていたのかもしれないが、周りの人たちの声が耳に入らず、ただ、指定された返済額の金額の計算に、鉛筆を走らせていたのである。
俺は、必ず返済するぞ、どんと来い-------と思ったら、目覚めたのである。「もう別に、お前さん、そこまでやらんでええわ」という声が、頭から聞こえてきた。この手の夢は見たことがなかった。やはり俺の無意識の下に、抑え込まれていた記憶であったのか。
これが夢の中に出てきたと言うことは、俺が「勉強しか、成績でトップ取るしか、挽回する道がねえ。三流進学校が、ごちゃごちゃ抜かす前に、まずは進学率を上げろ、クソボケカスが!!」と、口には出さずとも、心の中で思っていたのである。
そして、今回の「夢の中の出来事」が、当時の俺が、そういう「負の回転による勉強」に向かっていく端緒になった。そして俺は「引っ込みのつかない事態」になっていくのを、止めることができなかった。当時、俺が口に出さずとも、そのような不遜な態度が滲み出ていたのであろう。
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