街中で、カンガルーを見つけた。
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ボーイベイビーを抱いたママである。
ママの胸元に、むこう向きにダッコヒモで縛り付けられているらしい。
推測である。
なぜなら、ママは、ビッグサイズ、キャメルカラーのフリースを羽織っており、ベイビーはフリースの襟首から、顔だけチョコンと出して、キョロキョロと世間を見渡している。
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すぐにカンガルーだと、ピンと来た。
だが、ママがクールビューティーなので、
いよっ、できました!
大統領!
ごシコウ、ごシコウ!
などと声はかけられなかった。
これが、たとえば、森三中の大島さんとか、いとうあさこ姉さんとかだったら、なんかOKな感じがするが、クールビューティーのママさんに、ショロリアンが声をかけたら、その段階で、オナワ案件な感じがする。
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これは、ぜったい、本人、カンガルー受けをねらってやっていると思うのだな。
キャメルカラーで、フワフワのフリース素材。ベイビー顔だけ。
さすがに、背中に、
KANGOL
とは書いてなかった。
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クールママとベイビーカンガルーが去った後で、ふと、自分が、SKE48 の 「12月のカンガルー」 を口ずさんでいることに気づいた。
惜しい。
ひとつき違いである。
11月のカンガルー
と歌ってみたが、ゴロが悪い。
KANGOL は、silK, ANGora, woOL の意であるという。
しかるに、英語版 Wikipedia は次のように言う。
Wikipedia “KANGOL”
Although no Kangol hat has ever actually been manufactured in Australia, the Kangaroo logo was adopted by Kangol in 1983 because Americans commonly asked where they could get "the Kangaroo hat".
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