これは、昭和53(1978)年に(今から44年前に)買ったものです。
たびたび同じことを書いて恐縮ですが、私が古伊万里第1号の「伊万里 染付 草花文 油壺」を買ったのが昭和49(1974)年(今から48年前)のことですけれども、その後、古伊万里のみに絞ってコレクションをしたのではなく、その油壺を買ってからも、古陶磁全般の勉強のために、まだ、盛んにいろんな古陶磁を買っていました。
その中でも、最も気に入って買い込んでいたのが「古染付」でした(「古染付」の定義につきましては議論のあるところですが、ここではそれには触れず、一般的に「古染付」と言われている文言内容で書き進めますことをご了承ください。)。それは、「古染付」が古伊万里の先輩格に当りますことから、古伊万里と「古染付」が良く似ているため、私が古伊万里に惹かれていったように「古染付」にも魅力を感じたからかもしれません(^_^)
写真1: 古染付 寿文字・花籠文 小皿(5枚組)の表面
上段左側の小皿の口縁には多くの虫喰いが見られますが、
その他の小皿には、ほとんど見られません。
「古染付」の特徴は、口縁に虫喰いがあることで、虫喰いがあることによって「古染付」と分かりますので、虫喰いは、「古染付」判別の根拠ともなるわけですね。
そのことから、「これには虫喰いが無いから古染付ではない!」などと極論する人もいますが、それは間違いですね。この小皿のように、虫喰いの見られない小皿のほうが多い例もあるわけですから、、、。
写真2: 古染付 寿文字・花籠文 小皿(5枚組)の裏面
写真3: 古染付 寿文字・花籠文 小皿(5枚組)の代表の1枚の表面
ほとんど虫喰いがありません。
生 産 地 : 中国・景徳鎮
製作年代: 中国 明末〜清初
サ イ ズ : (個体差あり)口径15.3~16.1cm 高さ2.7~3.6cm 底径8.7~9.3cm
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