時空があたかも交差する織物のようであるとすると
長い間ずっと一緒に隣にいる人でも
ひょっとすると全く同じ時間をずっと共有しているわけではないのかもしれない
その人は少しだけずれたパラレルワールドにいた人で
瞬間的にだけ自分とクロスしている存在なのかも知れない
自分と全く同じ時間を共有し続けているものなど
実は今自分が知覚できる空間には存在しておらず
その先もまた同じで
全てが刹那的な出会いなのだろうか
これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関
蝉丸
小倉百人一首
月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり
松尾芭蕉
奥の細道 序文
ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず
鴨長明
方丈記
ログインしてコメントを確認・投稿する