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2021年07月30日10:09

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テレワークはコロナのあだ花?

ZOOMで取材など、私のまわりでも動きがあったテレワーク。それが定着するとは思えないと私は何度も書いてきたが、やはりと思う調査結果が最近のNIRA総合研究開発機構と慶応大による調査で出てきた。それによると首都圏でテレワークをしている人も割合は、昨年4〜5月の38%をピークに下がり続け、翌月以降は3割未満で推移。全国で見れば16〜17%に留まっているというのだ。出勤者の7割削減を掲げた政府の目標には遠く届かない。

テレワークが伸びなかった理由はいろいろある。でも、最大の理由は仕事の生産性が下がったこと。前述の調査によると「非常に下がった」「やや下がった」が計39%にのぼり、調査対象の9カ国で最多。逆に「非常に上がった」「やや上がった」という肯定的な回答は計14%と9カ国でもっとも少なかった。都心に務めている人もそれはわかっているから、本格的な地方移住ではなく、郊外移住という現象が起きたのだ。

感染防止を始まったテレワークは、ワクチン接種が進めば再び労働者の生産性が求められるようになる。それを追求すれば結局、出社を義務づける逆戻り現象が起こりかねない。この調査報告を報じた新聞記事は「テレワークをコロナのあだ花に終わらせてはいけない」で締めているが、そうなりかねない厳しい現実がある。テレワークの定着にはまだまだ時間がかかりそうだ。

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