なんか、ややややっこしい　状況に(笑)

一時期の　フィーバーが　沈静化してきた　将棋界のお話です
*わたくしも、聞きかじりの事なので、間違っていたら　ご指摘くださいませ

まず、あまり詳しくない方が多いかと思いますが、現在・タイトルは8つあります
8つのタイトルには序列が存在し、2021年6月28日　現在は以下の通り
1　竜王(りゅうおう)　豊島将之
2　名人(めいじん)　渡辺明
3　王位(おうい)　藤井聡太
4　王座(おうざ)　長瀬拓矢
5　棋王(きおう)　渡辺明
6　叡王(えいおう)　豊島将之
7　王将(おうしょう)　渡辺明
8　棋聖(きせい)　藤井聡太
なお、タイトル戦の序列は契約金の額が大きい順です

つまり、豊島将之さんと、藤井聡太クンが2冠、渡辺明さんは3冠　です。
過去には、当時の全7冠、竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将を　独占した
羽生善治さん　という　バケモノ　がいます。(現役ですが無冠、永世位は持ってる)

タイトルは、毎年1回　その争奪を争う戦い「タイトル戦」が行われております
タイトル戦とは・・・
タイトル保持者以外の　棋士が参加した挑戦者決定戦(リーグ戦/予選)の勝者が
最後に　前年優勝したタイトル保持者　と　5番〜7番くらいの対戦(本戦)をして
今年の優勝者を決めるのです。

でもね、そんなに多くない　棋士の中でも、やはり強い人は一握りで　8つも
タイトルがあっても、やっているのは将棋だけで、タイトルごとに別のルールがある
訳でもないので(一部で、特別ルールがあるタイトル戦も有るにはある)
どのタイトル戦も、決勝戦に近くなると　似た顔ぶれになる訳ですよ(笑)

そして、当然のように、ジャンケンの如く　苦手な相手とか、有る訳です
今日段階で、タイトル戦の本戦　番勝負になっているタイトルは　以下の3つ

王位戦　七番勝負　第１局 2021/06/29(火)
現王位・藤井聡太　VS　挑戦者・豊島将之　　どちらも2冠

叡王戦　五番勝負　第１局 2021/07/25 (日)
現叡王・豊島将之　VS　挑戦者・藤井聡太　　どちらも2冠
この2タイトル、挑戦者とタイトル保持者の立場は逆ですが、同じ顔ぶれとなりました
過去、この二人の直接対戦-成績　は、藤井クンから見て　1勝6敗　と、大きく負け
*ただし、この成績は　6連敗の後、最近の1勝なのです。　頑張れ　藤井クン!!

棋聖戦　五番勝負　第３局 2021/07/03 (土)
現棋聖・藤井聡太　VS　挑戦者・渡辺明　　挑戦者の渡辺さんは3冠です
過去、この二人の対戦成績　は、藤井クンから見て　7勝1敗　と、大きく勝ち
そして、藤井君は、第1 & 2局に勝って2勝を挙げていますので、
もう1局勝利すれば、タイトル維持の決定です。

もっと言うと、去年藤井クンが、棋聖のタイトルを獲得した時の相手が、当の渡辺さん
同じ顔触れなんですねぇ、渡辺さんからしたら、昨年奪われたタイトルを
取り戻すための、リベンジマッチ(笑)　でも、負けそう(笑)　という状況

そうです、これだけ上位に居る人の間でも、苦手というか　戦績が
偏っている人が多いのです、3冠の渡辺さんには　圧倒的に勝っている藤井クンが
比較的　苦手らしいのが　2冠の豊島さん
3冠もあり得ますが、　過去の戦績通りで行くと豊島さんに2つ奪われて、
1冠になってしまう展開もありそうですねぇ

大変ですが、藤井クンには　頑張ってほしいと思っています。