2008年2月に革命的な出来事があった。フリーソフトMikuMikuDanceのリリースである。このソフトはニコニコ動画との親和性が非常に良く、あっという間に浸透した。ミクのCGが自由自在に動くだけでも衝撃なのに、以後も進化を続けアクセサリやステージの使い方でちょっとしたCGアニメぐらいは制作できるようになった。これに伴い、動画投稿の傾向も劇的に変化してゆく。よくあるパターンはボーカロイド楽曲→手描きPV→歌ってみた、のように徐々に完成してゆくものだが、この手描きの項目がMMD使用によるPVに置き換わり、プロ顔負けの作品が現れるようになった。見応えのある投稿作品が増えれば、ユーザの興味も惹き付ける。この効果で大きくニコニコ動画は飛躍したと思う。「メルト」のryoとMMDの樋口Mは多大な貢献をしたと断言してよいだろう。
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