クエンティン・タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でレオナルド・ディカプリオ扮するいわゆるB級スターが「FBI」にゲスト出演したらそれを観ていた脚本家がプロヂューサーに「いい俳優がいるぞ」と推薦するシーンがあった。
まあ、なんということないシーンだけれどもこの出ていた番組が「FBI]というところが実はキモなのだ。
「FBI」を制作したのはクイン・マーチン・プロダクションでこのプロダクションの作品として有名どころは「逃亡者」や「インベーダー」、またクイン・マーチンはデジルプロで「アンタッチャブル」の第一シーズンでプロデューサーを務めている。
その特徴はローアングルのカメラワークやナレーション多用によるスピーディーな演出、そして俳優は一流や実力者を常に使うところからクイン・マーチン制作番組によく出る俳優は「クイン・マーチン・プレイヤー」と呼ばれていたのだ。
だから、「ナチスを火炎放射器で焼く」的なB級映画俳優のディカプリオが「FBI」に出ているということで、再評価されたというシーンなのだな、あれは実は。
別に知らなくてもいいけれども、知っていればなんとなくあのシーンが納得できるマメ知識。
ログインしてコメントを確認・投稿する