日本政治の金権体質に文句を言うつぶやきを何度も書いているけれど、、世界を見回してホントにクリーンな政治が行なわれている国というのをついぞ知らない。ドイツでも昨年ワイアーカードというカード決済システムソフトの会社が社長の横領で倒産。この会社がオカシイという情報が既にあったにも拘らず、メルケルは昨春中国にこの会社を売り込んでいる。ここで暗躍したのはフォン・グッテンベルクという保守党の元閣僚で（この人物はドクター論文を他の文献から書き写したと言う事で博士号を剥奪され、取り敢えず政界から姿を消しているんだが、軍上層部との結びつきも強く、今はロビースととして活動している）、メルケルにも信頼出来る会社だと信じ込ませていたらしい。というように、現在の民主政治システムには普通の市民には見えないロビー活動というのが小判ザメのようにひっついていて、これを規制する法もあることはあるんだが、、人間の弱点は金や権力に弱い、という事で、更には弱みを握って自分の都合の良いように人を使う連中もいるので、ここで何が行なわれているか、考えたくない程だ。人間は神様じゃないから当然限界があるんだが、制度が弱点を補足することなく、バグだらけで不完備だ。酷い場合は（例えば日本とか？）制度を作る際、既に抜け穴が準備されていて、利権を通す道筋が出来上がっている。これはもう人間が弱い存在である、というのではなくて邪悪な存在だと言える。良心に基づいて、というのはキレイ事にしか聞こえなくなるんだが、この脆弱なシステムを支えて制御する事が出来るのは唯一賢い市民であろう。金権政治がはびこるところには賢い市民が不在である、そういう事になるのかな、、
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