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2020年11月29日03:38

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アルカイック彫刻

アルカイック彫刻
【ペプロスのコレー】ペルシア戦争で、アテナ古神殿が破壊され、アクロポリスの丘に、埋められた。
【ギリシア美術、アルカイック彫刻】アルカイック・スマイル。初々しさが、女性の魅力。アルカイック彫刻、ペプロスのコレーのように。ペプロスの少女。アクロポリス博物館、紀元前540〜530年頃
ランパンの騎士(ルーヴル美術館)の作家と同一人物の作とする研究者、多い。
【アクロポリスのコレー】イオニア式ヒュマティオンを身にまとう。アルカイック・スマイル。初々しさ、若い女性の魅力を湛える。アルカイック彫刻、ペプロスのコレーと同時に出土。ペプロスの少女。アクロポリスから出土。アクロポリス博物館、紀元前540〜530年頃
【モスコポロス、仔牛を担う人男】アクロポリスの丘で発見された。BC570年頃の作。生け贄の供物にする小さい仔牛を肩に担いでいる。アテナ女神にささげられた像。奉納者の名前が刻まれている。(Moschophoros)
http://imeyesgaro.com/06nagai-greek/fig11-30/024.htm
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古代美術への旅
1998から2008まで、古代都市を旅した。
【三美神】三美神(カリス)。ヘシオドス『神統譜』。ゼウスとオーケアノスの娘エウリュノメーの三姉妹たち。アグライア(光輝)、エウプロシュネー(歓喜)、タレイア(花の盛り)。『トロイ戦争叙事詩』、パリスの審判に登場する美を競う女神。ヘラ、アテナ、アプロディーテ
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ベルヴェデーレのアポロン、アポロン・サウロクトノス。アクロポリスのコレー、ボロマンドラのクーロス、ベルヴェデーレのラオコーン、バチカンのハドリアヌス帝
アルテミシオンのゼウス、アンティキュテラの青年。
ボルゲーゼコレクションのヘルマフロディトゥス、
古代美術に魅せられると、古代都市の遺跡を旅し、古典文学と古代哲学へ旅する人になる。
古典古代を探求する人は苦難の道を歩む。
コジモ・デ・メディチ、ロレンツィ・デ・メディチは、苦難の道を歩いた。
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ルネサンス 古代彫刻の発見
「ラオコーン」は1506年ローマ、ネロの黄金宮殿跡にて発見された。ロドス島の3人の彫刻家の原作による。ハリカルナッソスのレオカレス原作による「ベルヴェデーレのアポロンBelvedere Apollo」は、1499年アンティウムのネロの夏の離宮から発見され、「エスクィリーノのヴィーナスEsquiline Venus BC1c」はエスクィリーノの丘から発見された。ミケランジェロは「ベルヴェデーレのトルソBelvedere Torso」を研究し天井画に応用した。
古代ローマの皇帝ネロ(54-68)や皇帝ハドリアヌスは、ギリシア文化を愛した。ネロはギリシア彫刻を愛しコレクションを所蔵していた。ネロはギリシア彫刻を集め宮殿に並べていた。古代彫刻の数々の傑作「ラオコーン」「エスクィリーノのヴィーナス」「ベルヴェデーレのアポロン」は、ネロのコレクションのなかにあった。ネロはパラティヌスの丘からカピトリヌスの丘まで「渡り宮殿」(ドムス・トランシトリア)を建設したが、ローマが大火で炎上し、廃墟の跡に「黄金宮殿」(ドムス・アウレア)を建設した。エスクィリヌスの丘は、黄金宮殿の跡である。ネロは美を追求した。美に溺れ、美的趣味を探求した詩人皇帝である。
孤高の藝術家、ミケランジェロ・・・メディチ家の戦いと美の探求、プラトンアカデミー
https://bit.ly/3aX26KN
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【トカゲを狩るアポロン《アポロン・サウロクトノス》】紀元前330年から340年。アテナイの彫刻家プラクシテレス、最も完成度の高い作品。アポロンは木によじ登る蜥蜴をまさに捕まえようとする青年。この神の浄化力を想起、アポロンとニシキ蛇の戦いを思い浮かばせる。
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紀元前330年から340年頃にかけて制作されたこの《アポロン・サウロクトノス》(トカゲを狩る人)は、アテナイの彫刻家プラクシテレスの、最も完成度の高い作品のうちの一つである。クラシック時代の継承に忠実なこの主題にもかかわらず、その大胆な様式により革新的なものとなっている。アポロンは木によじ登るトカゲをまさに捕まえようとする、青年として表現されている。ローマ時代何度もコピーされたこの彫刻群は、この神の浄化効力を想起させ、より和らげられた表現にて表された、アポロンとニシキヘビの戦いを思い浮かばせる。
トカゲを殺すアポロン
この大理石彫刻は、1807年のナポレオン1世によるカミロ・ボルゲーゼ公コレクション購入直後、ルーヴル美術館に帰属された。この作品は、大プリニウス(『博物誌』第34巻、69、70章)により、アテナイの彫刻家プラクシテレスの作とされる、ブロンズ製作品《アポロン・サウロクトノス》(「トカゲを狩る人」という意味のギリシアの主題)の最も優れたローマン・コピーとされている。今日失われたオリジナル作品は、紀元前4世紀中期頃に制作されたと推測される。アポロンは、トカゲを取る子供じみた遊びに熱中する、まだ幼さが残る青年の姿で表現されている。放心状態の視線のこの青年は、右手に握る槍によりこの動物を脅かしている。その左手は、この青年の姿の神が、物憂げに寄りかかる木の幹に沿い這い上がる、この小さな爬虫類を捕まえようと構えている。
不可思議な主題
この主題の不可思議さは、おそらくローマ皇帝時代のサウロクトノスのその後の繁栄に影響を与えた。というのもこの作品群は、ここで見られる作品のように、多数のローマン・コピーが存在し、それは、ラテン系詩人マルティアーリスのユニークな風刺詩により知られる、縮小版の複製品も製作されるほどであった。アポロンの動作の解釈は、この作品の元の宗教意味をこの平凡な様の場面に復元する、多くの仮定をもたらした。この作品は、この神の浄化効力、この不吉な動物を倒す者、災難を排除する者を想起させる。それで無ければ、より和らげられた表現にて表された、二シキヘビに勝利したデルポイでの戦いを表したものと思われる。ほかの呼び名もこの神と彼の祈祷師の役割を表すのに使用されている。それらは、アポロン・スミンテウス(鼠を狩る人)、アポロン・パルノピオス(キリギリスを狩る人)などである。 
プラクシテレス美術:クラシック時代の伝統と革新の間
紀元前375年から335年に活動したプラクシテレスは、特にギリシア彫刻初の等身大の女性裸体、《クニドスのアフロディーテ》にて有名である。彼のそれぞれの作品、特にアポロン・サウロクトノスもまた、紀元前5世紀の古典主義の知識を革新する、斬新な様式にて人々を驚かせた。プラクシテレスはここでは、彼が好んだ主題である、ほとんど女性のような優美な体の輪郭にて、片方の腰を極端に前に出した姿勢の、裸体の青年を彫琢している。彼は、一世紀前のポリクレイトスにより作り上げられたコントラポストの枠を超え、その人物像は支えを必要とする、不均衡な状態に達していた。そのことからこの木は、この人物の動作の空間を示唆するための、絵になる自然な要素と支柱の二つの役割を果たしている。この幹の硬さ、乾性、ざらつきは、滑らかな肉体を持つ体の波型の線と対照的である。その体の筋肉の形は巧みに和らげられ、温和さに包まれている。
出典
- HOLTZMANN B. & PASQUIER A., L'art grec, Manuels de l'Ecole du Louvre, Paris, 1998, p. 212-213;
- MARTINEZ J.-L., "Le marbre MA 441 du Louvre et les copies du type de l'Apollon Sauroctone", in Histoire de l'Art, 3, 1988, p. 17-28.
- HASKELL F. & PENNY N., Pour l'amour de l'antique, la statuaire gréco-romaine et le goût européen, 1500-1900, Paris, 1988, p. 177-179, n 79.

https://www.louvre.fr/jp/oeuvre-notices/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%8E%E3%82%B9?fbclid=IwAR0SM5TtsritrfyxAVPL1FBDTmoGKgrvs9U2_7MsQg_FOswHJBKbMad3bRY
アポロン・サウロクトノス | ルーヴル美術館 | パリ
LOUVRE.FR
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眠るヘルマフロディトス
ボルゲーゼ・コレクションの見事な傑作品であるこの彫刻は、両面性とヘルマフロディトスの官能的な曲線により、見るものを魅了し続けてきた。この人物は、17世紀ベルニーニにより制作されたマットレスの上で扇情的に眠っている。ニンフ、サルマキス申し入れを断り、彼女の体と一体になったヘルメスとアフロディーテの息子は、両性具有の生き物のように表現されている。この主題は、前2世紀の原作より着想を得ており、ヘレニズム時代末の演出への嗜好を反映している。

この作品の近代史
1608年ローマのディオクレティアヌスの浴場付近にて発見されたこの彫刻は、17世紀から18世紀のボルゲーゼ・コレクションのなかでも最も感銘を与えた傑作のうちに数えられる。1619年スキピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿は、バロック時代のイタリア人彫刻家ベルニーニに古代の彫像を寝かせるためのマットレスの制作を依頼した。同じ年にダヴィッド・ラリクは、ヘルマフロディトス自体の修復を手がけた。この作品は、1807年ナポレオンが彼の義理の兄弟に当たる、カミロ・ボルゲーゼ公から一連のボルゲーゼ・コレクションを購入した後、ルーヴル美術館に収集された。ルーヴル美術館のヘルマフロディトスは、最も有名であったが、他の3体の古代の複製彫刻がこの作品と比較される事もあった。ルーヴル美術館に保管してあるヴェッレトリのヘルマフロディトス、フィレンツェ、ウフィツィ美術館のもの、そして未だにローマのボルゲーゼのヴィラに保管してあるものがそれに当たる。

ヘルマフロディトスの主題
この主題はみだらなものではないが、常に多くの鑑賞者の好奇心をそそる。ヘルメスとアフロディーテの息子ヘルマフロディトスは、ニンフのサルマキスの好意を拒否した。この拒絶を理解できなかった彼女は、ゼウスに頼み彼らの体を永久的に結合してもらった。そのため男性性器と女性の官能的な形をもつ、両性具有の生き物のような奇妙な混合となった。ベルニーニが与えたマットレスの上に扇情的に横たわるこの人物は、眠っているが熟睡しているわけではない。体のゆがんだ形、やや持ち上げられた左足まで表れる緊張感は、夢を見ている状態を表現している。

ヘレニズム時代の嗜好の表れ
この作品は、前2世紀のギリシアの原作に着想を得たと思われるローマン・コピーである。大プリニウス(『博物誌』34巻80章)はポリュクレイトスのヘルマフロディトス・ノビリスについて言及したが、その描写がないためこの眠るヘルマフロディトスとの比較は不可能である。この主題は、ヘレニズム時代末にとても高く評価された、衰弱した裸体、意表を付く効果、劇的効果への嗜好を反映している。この作品は、2段階で鑑賞するようにできている。それは第一に、人物の女性らしさを助長する容貌の優美さと官能性に重きを成し、その姿勢のうねりにより賛美された体は、ヘレニズム時代の女性裸体の伝統に位置づけられる。その次に、彫像の裏側は、最も生々しい写実主義を用い、その両性的な要素を明らかにしながら人々の意表を付く。この対照と驚きの効果または、鑑賞者の感情をもてあそぶこの奇抜さへの嗜好は、ヘレニズム美術の演出の賜物である。この2つの性の空想的な組み合わせは、愛に対する哲学的、観念的な考えを描いた、半分遊戯的で半分官能的な生き物のように解釈されることもある。
https://www.louvre.fr/jp/oeuvre-notices/%E7%9C%A0%E3%82%8B%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%88%E3%82%B9
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ペプロスのコレー、アクロポリスのコレー、モスコフォロス。アテナ古神殿。
ペプロスとキトンを着たコレー 大理石 アクロポリス美術館
前530年頃から20〜.30年間に少女像(コレー)が多数制作された。アテネの貴族文化の最盛期をもたらした僭主ペイシストラトスとその子たちの時代。キトンという薄い麻布でできた衣服の上に、腰をベルトで締めたドリス風のペプロスを着て、両足をそろえて直立し、正面を向いている。キトンはペプロスの襟の上および裾の下にわずかに見えている。ペプロスを着たコレーの例は少ない。左腕は肘を曲げて前方に出し、掌に捧げ物をのせていた。肘から先は欠損。右腕はわずかに肘を曲げてたらし、拳を大腿部の脇へ当てている。頭髪のウェーブは入念につくられる。頭髪、唇、瞳、瞳孔、眉、まつげの彩色が保存されている。着衣と姿勢は古風であり、さらに個々の特徴から前550年頃に「アクロポリスの騎士」(アテネとパリ)の彫刻家の作と考えられる。
少女の表情については、全身の様式化にもかかわらず、生き生きとしたアルカイック様式。「古式の微笑(アルカイック・スマイル)」。若い男(クーロス)が常に裸体であり、アポロンの神性の一部であるのに対して、若い女(コレー)は着衣で、神殿や神域に立つ奉納像である。
3世紀アフガニスタンのハッダの仏頭や広隆寺の弥勒菩薩半跏像にも「古式の微笑」がある。
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【ギリシア美術史、幾何学文様期、アルカイック期、古典期、ヘレニズム期、ローマ帝国期】
アルカイック期、古典期、ヘレニズム期は、どう違うのか。

【人口削減計画】ゼウスは、増え過ぎた人口を調節するためにテミスと試案を重ね、大戦を起こして人類の大半を死に至らしめる決意をした。
https://bit.ly/2XoaNcd

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参考文献
澤柳大五郎 『ギリシアの美術』(岩波新書) 岩波書店 1964年
ギリシャ彫刻 翻訳・永井幸一
http://imeyesgaro.com/06nagai-greek/contents.html

アッティカの巨匠「ランパンの作家」、吉 原 真 理 子 1994- Core
https://core.ac.uk/download/pdf/229231702.pdf
《ペプロスのコレー》の彫刻家. た特徴が表現されている同時代の作品との比較 分析をし、第 は、実に彼の時代のグレート・マスターズのひとりである。 三章で コレー像の発展において、彼の占める位置、あるい確かなプロポーションの感覚 を

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