mixiユーザー(id:20452152)

2020年07月28日11:05

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「絶メシ食堂」への期待♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

 これはとても素晴らしいアイデアですね(⋈・◡・)

 水戸黄門として有名な徳川光圀は美食家で,江戸時代には極めて珍しかったチーズなどを好んでいたそうです。水戸市にあった「大塚屋」という結婚式場のご主人であった大塚子之吉氏がそうした料理を研究・再現し「黄門料理」として大評判になりました。残念ながら大塚氏は既に亡く「大塚屋」も廃業してしまいましたが,水戸商工会議所が生前の大塚氏からレシピを購入したことで,現在も水戸市内の料理店で「黄門料理」を頂くことが可能です。

 そうした珍しいお料理でなくても,多くの人に愛される美味しいお料理で評判のお店は各地に数多く存在するでしょう。しかしそうしたお店も後継者難などで閉店してしまうことは少なくありません。たまたま弟子がその味を受け継いでいるといった幸運な例外を除けば,多くの人に惜しまれながらも幻の味になってしまうのはとても残念なことです。

 大久保伸隆氏の経営する「絶メシ食堂」は,その「弟子が味を受け継ぐ」という幸運な状態をビジネスモデル化したものと言えるでしょう。地元に愛されながらも後継者不足で“絶滅”の危機にあるローカル飲食店の提供する名物料理「絶メシ」のレシピを提供してもらう見返りに,売り上げの5%をレシピ提供者に還元するという仕組みです。地方飲食店にとっては地元以外で自身のお店の名物料理が販売されることによる宣伝効果は見過ごせないでしょう。それによってお店が長年の努力で開発し人々を喜ばれせきたレシピを後世に残せるのみならず,地方の食堂に新しい顧客がつけば後継者を得てお店を継続することも可能になるかもしれません。何より自らのお店のレシピを知的財産として活用することで食堂の売り上げとは別の収入を得られるというのも無視できないと思われます。上に挙げた大塚屋の例ではレシピを売買したのはお店の廃業後でしたが,この「絶メシ食堂」では営業継続中にレシピを販売することでお店の存続を図ることも出来るわけです。

 先にも挙げたように美味しいお料理を出すお店は各地に存在しますが,残念ながら我々はそれについて十分な知識を持っていません。その地域出身の友人でも居ない限り,地域の美味にありつくのは難しいわけです。そうしているうちにせっかくのお店が廃業して幻の味になってしまった例は枚挙に暇が無いでしょう。
 この「絶メシ食堂」は,そうした問題を一挙に解決してくれるかもしれません。この取り組みが今後ますます拡大していくことを,僕は強く願っております。



カリスマ経営者が東京で始めた「絶メシ」は、地方の飲食店の救世主かもしれない。
https://www.businessinsider.jp/post-216945
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