『スタートレック:ディスカバリー2-4 カロンへ!』
<ストーリー>
スポックに会う為に宇宙基地に向かったパイク船長たちはスポックが錯乱して人を殺して脱走したと言われる。上層部の秘密計画を感じたパイク船長たちはスポックを追跡するが謎の巨大物体に捕獲されてしまう・・・
<コメント>
宇宙を漂う謎の存在に捕獲され、その真意を探らないと脱出できない・・・という宇宙の未知と遭遇するというまるで「ちゃんとした宇宙大作戦じゃなか!」という話。ここに謎の旧友の幻と対面してその正体を知るティリーと、死期を悟って死に行く宿命を受け入れようとするサルーのエピソードが交互に語られるのがディスカバリー。このどれもがなかなかサスペンスフルで特にメインプロットである謎の巨大物体と遭遇してクルー達の言語がムチャクチャになったときには思わず言語の配信エラーかと思ってしまった。ここに以前からキャラクターの特徴として語られていたサルーの「90種類の言語が話せる」というのが見事に伏線として機能して事態を収拾するところなどまさにキャラクター重視である宇宙大作戦の醍醐味であるといえる。
スポックとマイケルの互いに敬遠する過去とかは結構無理目な設定だと思うけれども、優等生すぎるマイケルの傷跡として第二シーズンのプロットになっているのは仕方がないか。しかし、これでタイラーとの関係が途切れてスポックと和解してしまったらマイケルの第三シーズンでの葛藤のテーマがなくなるのではないか?
まあ、とりあえずは謎の赤い天使の正体でどこまで引っ張るかな。
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