先日、廉価版DVDを衝動買いしたウチの1枚。
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最初に映画化されたバーホーベン版を糞味噌に言っているのだが、実はこれ続編が作られている。
こないだその続編を見たのだが…
更にその続きがあった。この時買ったのは4。
3もあるらしい事はその時に知り、てっきり3だと思っていたら、続編ではある物のこれはまた別の作品であった。
内容を全く知らずに買って観たのだが、人じゃ無かった。
監督を確認した、荒牧伸志。そうか。あの“APPLESEED アップルシード”の監督である。
ちゃんと前3作とは連携しているようだが、ストーリーやヴィジアルイメージは原作「宇宙の戦士」に一番準拠している。
まぁ日本人が拘ればそういう事なのだろう。
第1作目は“スターシップ・トゥルーパーズ”(原題:Starship Troopers)
監督 ポール・バーホーベン
脚本 エド・ニューマイヤー
出演 キャスパー・ヴァン・ディーン/マイケル・アイアンサイド/デニス・リチャーズ
音楽 ベイジル・ポールドゥリス
公開 1997年11月7日
ロバート・A・ハインラインが1959年に書き上げたSF小説の名作『宇宙の戦士』を(当時の)最新SFXを駆使して映像化したアクション・スペクタクル…と言う触れ込みだったが、ハインラインの名作とは似ても似つかないバーホーベンの趣味性癖丸出しのエログロ映画だった。
もう20年以上前か、これ見たのは。
その時に一寸がっかりして全く関心がなくなっていたのだが、冒頭に書いた2のDVDをこの最初の作品と同時に入手。
あれ?なんか印象が違うぞ。
2003年の、ティペットの初監督作品となる続編“スターシップ・トゥルーパーズ2”だが、誤解を招いた第1作目とは異なり、軍の指導者をわかりやすい悪辣な存在として描いた、シンプルな反戦的脚本になっている。
で、次に衝動買いしたのが3DCGで作られた日本人による4。
あらぁ?完全に見方が変わったぞ。
まぁ、3DCGのキャラクターはのぺっと美しく、感情移入も難しく全く印象に残らないのではあるが。
で、見ていなかった3を入手した。
“スターシップ・トゥルーパーズ3”は2008年7月19日に日本で、同年8月5日にアメリカで劇場公開された。前2作で脚本を務めたエド・ニューマイヤーの初監督作であり、一作目の監督だったポール・バーホーベンが製作総指揮として携わっている。
これは技術的あるいは予算的な問題だったのだろう。
ガンダムなどロボット物の端緒となった原作、そのパワードスーツ:マローダーがこの3で初めて画面に登場している。
スターシップ・トゥルーパーズ3(原題:STARSHIP TROOPERS 3: MARAUDER)
監督エド・ニューマイヤー
このシリーズは既に原作の設定以外殆ど原形をとどめていないが、こうして続編が作られていると言う事は人々に受け入れられていると言う事。
いや熱烈なファンも少なからず存在するらしい。
確かに極めて“SFらしい”状況設定はやはり映像世界には魅力的なのだろう。
お好きな方は「1作目に感動し、2作目で落胆し、3作目はどうなんだろうと思っている人は観て損はないぞ。」と。
私は逆に2作目を見て「おや、これは決して(シリーズ)として悪くないんじゃないか?」と1作目も含めて評価を変えたのだが…
続けて1-2-4-3と見て、「これは、実はかなり優れたシリーズなのではないか?」と思うようになった。
まぁ、エログロが駄目な方にはお薦めできないが…
2012年7月、荒牧伸志監督による第4作“スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン”が劇場公開された。本作は日本のCGスタジオ(SOLA DIGITAL ARTS)が制作したフルCG作品であり、主要スタッフを日本人が務めている。
このあと5もあるという。
2018年2月、第4作に引き続きフルCGとなる第5作“スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット”(原題:STARSHIP TROOPERS: TRAITOR OF MARS)が公開されている。かなり良く出来ている…らしい。
監督は荒牧伸志。
これもどっかで探してこないとな。
4はともかく、1〜3はもう、真面目なんだかふざけてるんだかよく解らない。
いや、これは徹底的にふざけてるんだな。
戦争はは素敵だ。
強い正義感は戦争と破滅への近道なのだな…
ナンバリングされた作品を順次見て、こんなに印象が変わり初めて魅力に気付くという映画も珍しいな。
ちなみに原作でも使われる arachnid と言う名称。
主な意味はクモ形綱の動物と言う事になるが、映画に登場する敵は節足動物だけでは無い。
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