ドラマ 昭和元禄落語心中 最終回

第一回目は岡田将生演じる八雲にものすごく違和感があって、絶対失敗するなと予測したが、見事に外れた。
回を重ねるごとに違和感が無くなってきて、第9回にて倒れる際の演技はもう文句の付け所がなかった。

ドラマとしては成功したと思うが、以下に文句をつけると

・全10回を12回にして、八雲の死出の旅をちゃんと描いてほしかった。この点ではアニメ版がしっかり原作通りに描いているのが好感もてた
・過去の芝浜上映会は原作に沿って現地に行くという演出の方がよかった。その方が思い出すのにリアリティがあると思う。
・与太郎の彫り物を完成させるシーンを入れてほしかった。
・親分さんとのプライベート落語会、その途中の逮捕シーンも欲しかった
・それに引き続いての与太郎の刑務所慰問シーンもないのがさみしい（かつて受刑者だった与太郎が慰問する側にまわるということで彼の成長を表現していると思うのだが）
・最終回は原作同様 全員そろっての花見で終わらせてほしかった。
・死神造形と演出に不満。どこのデスノートかとおもた。丸山応挙の幽霊画のようにふわふわさせてほしかった。３D造形でなくCG合成で十分なんじゃないかと。