今年の5月は記録的な暑さで、しかも雨が降らない。毎日30℃前後、、自転車ツーリングには暑すぎるんだが、せっかく晴れてるんだからもったいないとも思う。丁度このオーダー川の治水事業をテーマにした小説を読んでいるので久々に行ってみたくなった。18世紀に広大な湿地帯をフリードリッヒ大王が干拓させて農耕地にしたんだが、日本で言えば釧路湿原を干拓した、みたいな感じでしょうか。
独りなので朝早く電車で出かける。川沿いの自転車ロードだけでは面白く無いので農道なども走るコース設定。干拓地なのでとにかく平らで広い。昔の湿地帯の面影はほとんど無いと言っても良いくらい穀倉地帯になっている。
ツーリングはそろそろ御役御免になりそうなプジョーで。
たまに湖や川があったりするが、カエルの合唱が凄い。至る所でカッコーが啼いている。
アカシアの花が散っていく。結構良いにおい。
川に出る。向こう岸はポーランド。風景は同じ。広大な河川敷を見ながら堤防の上のサイクリングロードを行く。
平日に来ているので人が少ない。サイクリストにもほんのたまに出会うだけ。
ちょっと内陸部に入って開拓村を見る。ここは出来た当時からほとんど変わっていない1750年代に出来た村。この辺りだけでなく、ブランデンブルクは移民の土地だった。フリードリッヒが富国政策で各地から移民を募ったのだ。まぁアメリカみたいなもんですが、多くの人達がより良い暮らしを夢見て移住して来た。
ここに一軒だけある何でも屋でアイスを買う。3色最中アイスです!これはやはり18世紀にドイツのピュックラー伯爵のために考案されたものだそうですが、勿論ドイツでもポピュラー(ちょっと古くさい)。僕は好きですけど。
この広大な土地(20x70kmくらい)は小高い土地に囲まれている(高さ120mくらい)。この小高い土地は氷河が引きずって行った堆石で出来ている。湿地帯だった時代はこの小高い土地が人が住む場所だったので古い町も点在している。
この辺りから再び農道へ。
段々道がガレてきて、尖った砂利が敷いてある場所でパンク!そのまま50m以上走ってしまった。パンク修理しようと思ったらチューブは穴だらけ。パッチが足りないので修理は諦める。愚かな事に替えのチューブを忘れて来た。ということで、ここでツーリング終了。最も近い駅まで3キロ位自転車を引いていきました、、ここで来た電車(ディーゼルカーだったけど)に乗って帰宅の途に。本当は20キロ先の町まで行く予定だったんだが。また次回という事で。90km、獲得標高?ほとんど無しですかね。
https://www.komoot.de/tour/33727864
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