幕末から明治時代へと駆け抜けた女性歌人「中島歌子」の物語。
幕末の話となると、高杉晋作とか坂本龍馬とかの物語が多くて最近はあまり興味がない。だから、NHK大河ドラマの「西郷どん」も見ていない。
NHK大河ドラマといえば、「八重の桜」は面白かった。朝敵会津藩の視点で幕末を見る機会はそうそう無いのだから。
この本は、幕末でも水戸藩の状況を中心に書いてあり興味深かった。天狗党と諸生党の内部抗争によって、優秀な人材のほとんどが失われ、結局、水戸藩出身者が明治新政府に関わることが出来なかったことも分かった。
読んでいて辛かったのは、天狗党の妻子の獄中生活の記述。ここまで、詳細に書かなくてもよかったように思うけど。。。
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