東京丸の内に実在した東京會舘の開業から戦中、GHQ統制下の戦後、現在に至るまで、そこで働いたまたは利用した人々の物語。
実在の東京會舘のバーテンダー、お菓子職人等の物語は、私の知らない世界を教えてくれて大変興味深かった。ここに出てくる人々は、バーテンダーの中のバーテンダーの称号といわれる「ミスターマティーニ」と呼ばれる人、日本の洋菓子の祖と呼ばれる菓子職人だけれど、どれもちょっとキレイゴト過ぎる感じがしないでもない。
上下巻合わせて十話の話があったけれど、「金環のお祝い」が最も良かった!金婚式を一人で祝う?話だったけれど、私もそれに近づきつつあるということかな〜
私も何度か東京に行ったけれど、東京會舘の存在はこの本で初めて知った。かなり、有名なんだね。。。
こうして、東京會舘の話を読んでいると東京會舘の関連施設とかに行ってみたい気がするけれど、さすがにレストランでの食事は私には敷居が高過ぎる感じだ。せめて持ち帰りのお菓子くらいは買って食べてみようかなと思った。チーズのパイのパピオンとかね。。
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