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2018年04月30日19:53

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2018年 3月26日 バイエルン州立劇場 「コジ・ファン・トゥッテ」

今日はデュッセルドルフ中央駅から10:22発のICE105でマンハイムに向かう。マンハイムには12:23到着予定。そこで12:30発のICE495に乗り換えミュンヒェン中央駅には15:28着の予定だ。こちらは安いチケットが使えず、25%割引指定料込みで€64.40。デュッセルドルフ中央駅まではまた一部代替バスを使うことになるだろうからとホテルを早めに出た。ところが何とゼーシュテルンの駅にトラムが停まっていた。77番のトラムで、慌てて乗ると中央駅まで直通で行けた。どうも昼間の閑散期のみなにがしかの工事をするため代替バスを使っているようだ。
ミュンヒェンに着くとUバーンを使い、シェラトン・ウェストパーク・ホテルにチェック・イン。今回はここで3泊。
演出 ディーター・ドルン、舞台及び衣装 ユールゲン・ローゼ、照明 マックス・ケラー、指揮 コンスタンティン・トゥリンクス。フィオルディリージ ルザン・マンタシャンRuzan Mantashyan、ドラベッラ アンナ・ステファニー、フェルランド フレデリック・アントウンFrédéric Antoun、グリエルモ ショーン・マイケル・プランブ Sean Michael Plumb、デスピーナ タラ・エロート、ドン・アルフォンソ ルカ・ティットート。今回の配役には日本でほとんど知られていない、あるいは主要な役を歌っているDVDやBDが無い歌手が多い感じだ。どう発音してよいか難しい名前の人々がそれだ。そのためかパルケット3列目324番の席(右壁から7番目。カテゴリーII)が€88.00と安かった。
1993年にキュヴィリエ・テアーターで初演されているので再演回数もすごい数に上るのだろう。それだけあって演出は大変こなれている。伝統的な演出で、これなら容易に納得できる。そして歌手陣の粒がそろっているのが実に良い。恐らく私が聞いたことのある歌手はルカ・ティットートのみのように思う。彼は2013年のロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルのフローレスの出た「ギョーム・テル」でゲスレルを歌っていた。その時の憎たらしい歌唱と演技には強い印象を受けた。このモーツァルトの曲はアンサンブルのオペラ東われることもあってか、個性的な歌い方はしていなかったので目立つことはなかった。フィオルディリージを歌ったルザン・マンタシャンは美貌の売り出し中のソプラノのようで、近い将来チューリッヒ、ハンブルク、バスチーユなどに主役で登場するようである。
ひとつこの演出で面白かったのは第2幕が始まる前、すでに幕が開いておりフィオルディリージとドラベッラが舞台上で椅子に座って物思いにふけっているのかそれとも単にぼけーっとしているのか何分間か動かずにいたことである。最後の方でデスピーナが出てきてその二人を見つめていた。
とにかくこの日はバイエルン州立劇場で久しぶりに心底楽しめた日であった。
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