おぼつかな秋はいかなるゆゑのあればすずろにものの悲しかるらん
西行法師
秋の歌とてよみ侍(はべり)ける
新古今和歌集 巻第三 秋歌上 367
「どうもよく分からない。秋はどういうわけがあってこうむやみに物悲しいのであろう。」『新日本古典文学大系 11』p.118
山家集[西行の家集]「秋歌中に」。西行法師歌集。
すずろに むやみに。
「秋思」の歌。
西行(さいぎょう 1118〜1190)平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武士・僧侶・歌人。
詞花集初出。新古今集入集九十五首(最多歌人)。勅撰入集二百六十七首。
隠岐での後鳥羽院による『時代不同歌合』では在原業平と番えられている。
小倉百人一首 86 「なげけとて月やはものを思はするかこちがほなる我が涙かな」
http://bit.ly/19NwbaG
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