mixiユーザー(id:8642293)

2018年03月20日21:35

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「旅猫リポート」を読んで

どうしようもない事情から愛猫を手放さねばならなくなった青年が、新しい飼い主を求めて旧知の人々を訪ねる旅物語。

「吾輩は猫である。」から猫の独白から始まる物語だったけれど、正直、猫の独白部分はあまり面白くなかった。
しかし、旧知の人々の青年とのエピソードは面白く読めた。時には、涙を誘うところもあったし。

青年が、どうして愛猫を新たな飼い主に託さねばならないのかという理由は大きな謎だったけれど(物語の中では青年のリストラだと旧知の人々は思っていたが)、私の推理は、青年が結婚する女性に体質的な強度の猫アレルギーがあるからじゃないかと考えていた。というのも、私の娘が猫アレルギーで、猫の毛を吸い込むと顔が腫れて真ん丸になるからなのです。本気でそう思っていたのだけれど。。。

物語の終盤で、真の理由が明かされるのだけれども、語られてみれば「なるほどね!」

この小説は映画にもなるそうだけれど、「植物図鑑」みたいな甘い、でも切ない映像になるんだろうなぁ〜

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