mixiユーザー(id:17119814)

2017年07月31日11:37

347 view

地球温暖化詐欺(8)

京都議定書では「ヨーロッパは個々の国ではなく欧州全体での削減目標とする」「基準と
するのは1990年の実績値とする」という2つの条項が、主にドイツの強硬な主張によ
って入れられた。京都議定書が定められたのは1997年である。なのになぜ7年も前の
1990年が基準とされたのか?

ドイツの主張によれば1990年以降、ドイツ再統一や東欧の共産主義政権の崩壊による
混乱で欧州は経済力が弱まっている。その状態を基準にしてしまうと復興ができないから
だ、ということだった。だから共産圏が崩壊する前の1990年を基準としろと

一見もっともらしく聞こえるが、経済的打撃を受けていない西ヨーロッパ諸国にしてみれ
ばこんなに都合の良い話は無い。実際に欧州の削減目標は1990年に比べて8%の削減
となったが、1997年時点で既に欧州では1990年と比較して20%以上、二酸化炭
素排出量は減っていたのである。だからドイツやフランス、イギリスもイタリアもその後
全く二酸化炭素を削減していない、むしろ増やしているのである

アメリカは1990年から7%減、日本は1990年から6%減と定められた。しかしア
メリカは連邦議会によって、中国などの途上国が参加しないのなら批准しない、という法
律をすでに決めていたので、中国・インドが対象外と決まった時点で不参加が決定した。
カナダは批准したが途中で達成できそうもないから、という理由で議定書から離脱した

唯一残されたのが日本である。省エネでは世界最先進国である日本は1990年時点でも
二酸化炭素排出量は極めて少なく、世界第2位の経済大国・工業大国でありながら二酸化
炭素排出量は世界の4%でしかなかった。そんな状態からの6%削減というのは、絞り切
った雑巾からさらに水を絞り取るようなものだった。結局日本も達成できなかった

0 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年07月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記

もっと見る