6月30日 志らく一門会 お江戸日本橋亭
志らく師匠、マクラで弟子を気づかい、本編で心意気を語る、
緞帳が降りてから客席の一瞬の静寂に、感動の共有を感じました。
師匠の山は高い、お弟子さん達も、もっと頑張って欲しい。
立川らく者 湯屋番
立川志ら鈴 金明竹
立川志奄 お七
立川志らく 中村仲蔵
お弟子さん達の落語、肩に力が入りすぎか、師匠の前で緊張すぎか
これで客を帰す訳無い、志らく師匠に重荷がかかりそうです。
マクラで落語家の失敗を語る、仕込みを忘れたフォローの話し
金明竹で、たがやさん、では無く埋れ木やそうで、木が違っているを、
最初の言い立てでは言ったのですが、繰り返しで言わなかったフォローか
芝居でセリフを忘れた、中村仲蔵の導入につながります。
この中村仲蔵が凄かった、終演後に師匠が、少し変えました、と
斧定九郎の役作りに悩んだ仲蔵、雨宿りの蕎麦屋での出会い
出会った浪人像を、新しく作り上げ、仲蔵と浪人の会話を爽やかに
浪人は貧乏していても、人を見る目が有って、爽やかな人柄
これだ、斧定九郎は、やることは山賊でも、姿かたちまで山賊じゃない
役作りにつながる出会いを見事に表現してくれました、凄い
落語の穴をふさぐのに、落語を壊してふさぐか、作ってふさぐか
師匠の答えを感じました、素敵な夜でした。
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