mixiユーザー(id:10383654)

2017年02月23日19:13

344 view

ヒジャブ

 このところ早朝散歩をサボって朝の5~7時に、NHK BS1のワールドニュース(世界各国のTVニュース)を見ていることが多い。
国際政治なんて固い話ではなく(それもあるが)、世界各国の三面記事などの最新ニュースを見ることが出来るのが、なんとも面白い。「この世界の片隅に」は、色々な出来事があるもんやなあと感心している。(日本のモーニング・ショーや昼のワイドショーがトランプやキム・ジョンナムについてのヨタ話ばかりで面白くないことの反動もあるのかも知れない)

 今朝、コーヒーを啜りながらボンヤリと見ていたら、「トルコ軍は、女性隊員がヒジャブを被って良いことにした」とのニュースが流れていて、「おや、まあ。ついに軍隊までも!」と驚いた。(ヒジャブとは、多くのイスラム教徒の女性が被っているスカーフ状のもの。トルコ軍は、伝統的に世俗化政策を支持してきていた)

 ご承知のごとく、ケマル・アタチェルクの時代以来トルコでは、世俗化とりわけ政教分離政策が取られたので、国民の99%がイスラム教徒であるが女性はヒジャブを被ったり被らなかったり。だが、大学など公共の場ではヒジャブは禁止されていた。実際、サフランボルという田舎町で知り合ったアンカラ大学生の娘さんは、普段はともかく、学校では被れませんと言っていた。
そのトルコの大学でも、何年前だったかヒシャブを被ることが解禁になっていたのだが、今回は、軍隊にまで及んだようだ。(エルドランのイスラム回帰の政策が、また一歩進んだようだ。知人のトルコ人オバサンは世俗化賛成派だったから、キット苦い顔をしているに違いない。)

 以上の事をボンヤリ頭に浮かべていたところ、ネット上のCNN Japanのこんな記事が眼に入った、「仏FNのルペン氏、レバノンでベール着用拒否 会談中止に」。
記事によると、「仏大統領選の有力候補とされる極右政党、国民戦線(FN)のルペン党首は21日、訪問先のレバノンでイスラム教の女性が頭を覆うスカーフの着用を拒否し、予定されていた大ムフティ(イスラム法最高権威者)との会談を中止した」と。
さらに、「FNのフィリポ副党首は直後にツイッターでこの件に言及し、「フランスと世界の女性たちに向けた自由と解放のメッセージだ」と称賛した。ルペン氏はかねてイスラム教のベールに反対の立場を示し、公共の場では宗教的シンボルを全て禁止するとの公約を掲げてきた」とも。

 宗教に関してはなんともチャランポランタンというか、いい加減な私奴らは「たかが、頭の毛を覆うスカーフの一枚ごときに、大騒ぎやなあ」と思ったりするのだが、世界にはいろいろな事があるのやなあと思い知らされた。
2 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する