mixiユーザー(id:17119814)

2017年02月16日07:16

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漸減邀撃戦法

日本海軍がアメリカ海軍打倒策として編み出した「秘策」、それが漸減邀撃戦法である。
これを端的に言い表すと、「日本海海戦の対アメリカ版」である。日本に向けて進撃して
くる米艦隊を迎え撃ってこれを殲滅する、というものだ

しかしワシントン海軍軍縮条約によって、戦艦の保有比率はアメリカ10に日本6と制限
された。10対6では勝ち目が無い。ではどうするか?そんなあなたに漸減邀撃戦法です
よお客さん。こいつを順序立てて解説すると以下のようになる

1.日米開戦するとアメリカ海軍は主力艦全てを含む大艦隊で日本に向けて進撃してくる
2.そのルートはハワイ→グアム→小笠原諸島→東京湾である
3.まずハワイからグアムを目指す米艦隊に対し、潜水艦がこれを捕捉、雷撃により敵艦
  を漸減する
4.グアムに行く途中のミクロネシアの島々にある航空機基地から、陸攻が航空雷撃を行
  い敵艦を漸減する
5.空母機動艦隊による航空雷撃、急降下爆撃で敵艦を漸減する
6.軽巡洋艦+駆逐艦による水雷戦隊の奇襲攻撃で敵艦を漸減する

こうして米主力艦をあの手この手で減らしていき、日米戦力比が6対6のイーブンになっ
た頃に、満を持して戦艦・重巡洋艦による主力打撃部隊が出撃、艦隊決戦で決着をつける
というのが漸減邀撃戦法であった

一見するとなかなか良くできた作戦のようにも思える。しかしよくよく考えてみれば無茶
苦茶である。どうしてアメリカ海軍がこのように日本の都合の良いように行動してくれる
のか?論理的説明は一切なされていないし、そのような疑問を投げかけること自体が絶対
のタブーとされていたのである

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