一般人から見れば奇怪に思われる女性編集者と彼女を取り巻く関係者(作家、同僚、乳母)との交流を通しながら、彼女の成長が描かれた物語。
西加奈子氏の本屋大賞上位著書 「サラバ!」をなかなか読むことが出来ないので、この本を読むことにしたのだけれど、読み始めから何とも気味の悪い小説だった。
彼女の父の旅行記の内容、薄気味悪い彼女の好きな部屋、彼女自身も人肉を食べたとか。何度か読むのを途中でやめようかと思った。
しかし、読み進めることが出来たのは
「彼女の異常とも思える物事に取組む真面目さ」
自分が担当する作家が、「雨が降らないと続きを書けない」というと、真夏の炎天下に世界旅行で覚えた雨乞いを会社のビル屋上で行うとか。。。。
物語の展開は面白く感じられたが、恋人?と全裸になって街中を闊歩する結末は意味が理解できなかった。
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