朝は割と早く起きて庭で朝食。あやうく写真を撮り忘れるところでした。
このペンション(ホテル?)はベルリンから移住してきた夫婦がやってる。デザイナーだったとかで、それなりの雰囲気。古い建物を改修して内部はモダンとレトロが混在している。
満腹になって出発。取り敢えずは村の中のお城を見る。家内は城には興味が無いので簡単に。この辺りで大勢力を誇ったアルニム家の居城だった。ルネッサンス様式だが後々頻繁に改築されている。
城の正面は湖。さすがに朝早いのでまだ泳がない。
この城は東独時代には子供の休暇村として使われていた。壁崩壊後にハンブルグの企業が買い取ったのだが今でも子供、家族用の休暇施設になっている。宿泊も安い(但し部屋の内装は簡素)。夏以外は結婚式のロケーションとして使われる事が多いらしい。
裕福なお館様のせいで町もなかなか整っている。
ここで見た自転車の女性。買物のおばぁさんではなくてシクロツーリストである。間違いなく80歳を超えている。坂は押して上がり、自転車に跨がって悠然と走り去った。素晴らしい!
町を出ると旧道へ。今では誰も通らないが(自転車も通らない)以前は村を繋ぐ並木道であった事が知れる。
途中大規模な撒水施設を見物。これは東独的というかソ連的というか、広範囲の撒水を目的とした機械。駆動軸にモーターが着いているようだが、今でもどう動くのか良く判らない。なかなか面白い機械だと思うのだが、日本にはこういうものがあるのだろうか?
この先旧道から自転車道へ入る。
舗装路の有難味というのは未舗装を経験しないと判らないかも。
リンゴやナシがぼこぼこ落ちていたりする。踏んづけないように避けて通る。
そして道は旧鉄道路線を利用した自転車道になる。
村があれば見物していく。可愛い家があったりするだけでも楽しい。
ツバメが沢山いる。これも都市では見られない光景。ベルリンでは普通のツバメではなくてアマツバメがほとんど。アマツバメは巣を作らないんだとか、、
鉄道路線跡を利用した自転車道は多いのだが、フラットなのと直線が多いので少々退屈かもしれない。
交差点にこんなオブジェが、、3人のローディが自転車の女性を追いかけている?
石はこの辺に沢山ある氷河の置き土産。
明らかに鉄道施設と判るものも結構残っている。これは給水塔と貨物駅。
駅を利用したレストランで軽い昼食。
この先良く整備された自転車道を行く。
眼下に湖が。
しかし湖畔へ続く道は無い。と思ったらボートが留めてある。畑の端を自転車を押して降りて行くと地元の人しか知らないし来ないような隠れ浅瀬に出た。こういう場所が割れられの好みなのです。誰もいない、何の音もしない。風の音だけ。
ちょっと泳いで休憩して自転車の記念写真なども撮る。
ふたたび畑を登って道に出る。
並木道は(これは菩提樹かな)走るのが爽快。
藁を刈り取ってロールにしてある。これもまた好きな光景。
家が10軒くらいしかない村でも領主様のお館がある。高そうなホテルになっているもの、崩れかけたままのものなど色々だが、ここはペンションをやっているようだ。
コーヒーとケーキで休憩。庭の裏には湖が広がっている。
この先、道は再びアップダウンが激しくなり、路面も悪くなる一方。森の中はマウンテンバイクが正解だろうというような道だったがしたに見える湖は美しい。
ようやく森を出て水面レベルに到達。この辺りはバカンス客が多い。
ツーリスト相手に自転車を広告に使うというのは良くある手だ。
遠くに湖を眺めながら走っていると段々森の中へ。水の色が素晴らしい。
ヤギを飼う農家がやっているカフェでアイスコーヒーを。アイスクリームはヤギのミルクを使ったものだがマイルドで旨かった。
ここで地元の人に泳ぐ穴場を教えてもらう。
またまた道をはずれて畑を横切って行くと湖に出る。
ここでまた一泳ぎ。誰もいなかったが、後からサンダル履きの地元のオジさんが一人やってきて一言越えをかけてから、おもむろに服を脱いでみずに飛び込んだ。
近くの村にある普通のバカンス客が行くビーチはこんな感じ。これでも悪くないが少々騒がしい。
ここから再び道は農道へ。またまた砂地獄で何度か押し歩いた。
農道から林道へ入ると道は大分良くなった。
森を出るとトウモロコシとソバの畑だった。
そしてすぐに今日の宿泊場所、Triepkendorfに出た。
この日の宿泊はロッジホテル(?)・レストラン。名前は何とTENZO。最初何の事だか判らなかったのだが、「典座」の事なんですね。日本でも修業したそうで。何故こんなへんぴな村に、という気もするが。
シャワーを使ってから即庭で夕食。ほぼ満席。味噌汁とか、中身が風変わりな餃子とかもあったが僕はビーフ、家内はポレンタと野菜。そして勿論ビール。美味しかったです。
心地よい疲れで即就寝。
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