『ターザン:REBORN』
<ストーリー>
英国貴族のジョン・グレイストーク卿はベルギーが支配しているコンゴの貿易視察に王室からの依頼を受ける。実は彼はかつてコンゴのジャングルでターザンとして活躍していたのだ。妻のジェーンと共にコンゴに向かったターザンだが、それは罠だった・・・
<コメント>
バロウズのターザンといえば徹底的に娯楽作のワイズミュラー版をTVで見ていて、近年クリストファー・ランバート主演で観念的な『グレイストーク』として映像化され、その落差と言うかテーマ性の違いに驚いたものだが、今回の『ターザン:REBORN』はその中間のような感じで中盤まではジャングルに思いを馳せる文明人グレイストーク卿という感じでターザンの年代記がフラッシュバックとして描かれていてターザンの引き裂かれた自我が物語を重厚にしている。だから中盤まではグレイストーク卿はきっちりとシャツを着ている。しかし、後半になってシャツを脱ぎ捨てたところから完全にターザンとなってまさにジャングルの王者として派手な活躍を見せてくれるのだ。
笑ってしまったのは何度か出てくるいわゆる“ターザンの雄たけび”を決して直接描かずに遠くにそれを聞くようにしたこと。うん、確かにあれを21世紀にやられてもなあ。
ターザン:REBORN
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