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2016年05月30日11:15

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5月26日 下町ダニーローズ公演 不幸の家族

5月26日 下町ダニーローズ公演 不幸の家族 下北沢小劇場B1

ネットなどの評判がよく早く見たいと思いながら、26日にやっと、不幸の家族を見てきました。
素晴らしい舞台でした。志らく師匠の今までは、この芝居のためにあったと思えるくらいです。
22日のシネマ落語の会の、マクラで私の落語のライバルは、私の芝居と思えたと、
こんな芝居が師匠の落語のライバルとなって、落語の進化をどうするんだろう。

プロローグで、古典落語の笠碁、二人の友情の物語、一人は談志家元、もう一人は志ん朝、
二人の昭和の名人の物まねで語る、二人が仲直りし碁を打とうとするクライマックス。
仲良くやりましょう、との笑顔が、表情までそっくり、本物の談志に見えました。

志らく憧れの向田邦子の「あ・うん」をリスペクトした友情物語、と書かれていますが
「あ・うん」は完璧に超えました、友情の深さでも、風刺も、ラブストーリーでも、人生の終い方も、
家族のあり方も、そして笑いを、落語を、詰め込んで、全てにおいて「あ・うん」を超えた。

志らく師匠の芸能の全てが結びつき、師匠の歴史は、この芝居のためにあったと思います。
見終わった時の気分は、サウンドオブミュージックの風景が浮かんできました。

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