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2015年12月26日14:59

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つぶやき まとめメモ

■山部赤人(万葉集)

天地の、
分かれし時ゆ神さびて、

高く貴き
駿河なる、

富士の高嶺を
天の原、

ふりさけ見れば
渡る日の、

影も隠らひ
照る月の、

光も見えず
白雲の、

い行きはばかり
時じくぞ、

雪は降りけり
語り継ぎ、

言い継ぎ行かむ、
富士の高嶺は



■藤原角行 (鈴木昭英「富士・御嶽と中部霊山」)

三国の、
光りの元をたづぬれば、

朝日に夕日、
不二の極楽



■マツダ・ハル (『宗教研究 87巻 別冊』)

「まがりたる、
 心のままを導かれ、

 曲がりしなりを、
 ままにせられて」


「聞いたとて、
 へりもせざれば、
 ふえもせず、

 ありのまんままが、
 この身このまま」


「留守つかい、
 煩悩おらぬと
 戸をしめて、

 かくれていたに、
 見つけられたり」



■平田篤胤 (アーネスト・サトウ「神道論」

万物を動かしている理法は
分析することは不可能であり、
うわべだけの理屈に基づく言説は
信用できない。

考えて知りうるものは、
およそ
目の及ぶ限り、
心の及ぶ限り、
測算の及ぶ限りのことであり、

その及ぶ限りの範囲を超えるものは、
いかに考えたところで理解することはできない」



■ユング (渡辺学「ユングにおける心と体験世界」)

「いま神を信じているか、
 とのお尋ねにはお答えしにくいですね。

 私は知っているのです。

 私には信じる必要はありません。
 私は知っているのですから」



■松本皓一「日本の近代と宗教的人格」

「極端な言い方をすれば、 
 人間は、
 獣性と
 霊性から
 交織されている。

 汎神論の人間観は、
 とくに内在する
 この霊性の普遍を
 強調するものである」


「究極的な聖なる価値は、
 人間が対象に
 究極的な関わり方をするところに
 生じると言える。

 原則としていかなるものの中にも
 開現することができる。

 路傍の石、
 草木、虫魚、
 山川、日月にいたるまで」



■ユング (湯浅泰雄「宗教経験と深層心理」)

「現代人の多くの神経症は、
 まず何よりも、

 内心の宗教的要求が、
 子供じみた啓蒙思想の結果、
 もはや自覚されない

 という点にもとづいている」



■ダン・ザハヴィ「フッサールの現象学」

「何かが私の脳の中で生じているということは、
 例えば
 枯れていくオークの木を見る私の
 「経験」の一部ではない」



■湯浅泰雄「宗教経験と深層心理」

「現代は
 神話や伝説を
 荒唐無稽なものとして否定する
 「非神話化」の時代であるが、

 それはまた
 人間の本性の底にある、
 たましいの深層の秘密を
 しいて無視しようとする
 現代人の
 「故郷喪失」の現れでもある」



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