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2015年11月18日15:25

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11月16日  一之輔たっぷり

11月16日  一之輔たっぷり  鈴本演芸場
後援会主催落語会、一之輔たっぷり、もう五回目です。
この会の師匠は、自信とチャレンジを感じます。ガマの油で、一之輔落語を聞かせ
鼠穴では、ギャグや改作が無くても、落語の美学を話芸で決める、との自信を感じました。

春風亭きいち   道具や
春風亭一之輔  ガマの油
柳亭市馬     松曳き
春風亭一之輔  鼠穴

春風亭きいち   道具や
語り口が、一之輔師匠そっくり。

春風亭一之輔  ガマの油
一之輔ギャグ満載の、ガマの油、何回聞いても爆笑です。
このガマが住むのは、匂い、スメール。こんなギャグが飛んできます。

柳亭市馬     松曳き
一之輔師匠の落語を語って、お客さんに喜んでもらう為の改作は必要だけどね。
下げまで変えてると、改作やギャグに頼るな、とのアドバイスかと思った。
市馬師匠の松曳きは、初めて聴きます。殿様と用人の粗忽振りを、強調することなく
そして、二人は良い人なんだと表現する落語の美学の表現が素敵です。
酒宴が終わって、植木屋にかける言葉が、次はこいこいの引きかたを聞かせろと、
殿様の了見と、主演でどんな会話があったか、一言で表す話芸が素敵です。
手紙の読み違いのドタバタも、リズムよく語って、ほんわか爽やかな後味です。

春風亭一之輔  鼠穴
市馬師匠の言葉が効いたか、ギャグや改作無しの、語りの美学で聴かせる、鼠穴。
鼠穴と柳田格之進、苦手な落語の双璧。しかし一之輔鼠穴は、悲劇を強調せず
下げの裏切り感が和らいで、素直に聴けました。うまい。
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