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2015年10月13日02:30

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東ヨーロッパの同性愛

ポーランド出身のバチカン高官神父も出たが。旧共東産党政権では「治療の必要な精神病」と考えられていた同性愛。
いっとき理解が深まったが、プーチン政権下でホモフォビアが再び増大。
プーチン。好きじゃないんだ、プーチン。

>ロシアの新たな世論調査によると、5人に1人が同性愛者はliquidate(粛正、消滅、殺す)されるべきと考えており、37%がLGBTIの人々を社会から隔離して欲しいと望んでいるという結果が。(ありがとうございます、田亀源五郎先生)

タイトルは忘れてしまったが、共産主義崩落直前のハンガリー(だったと思う)実験モノクロ映画だった。
ちっぽけな女の子が精神病院を退院する。
彼女は同性愛者であることがばれて強制収容、治療となったのだ。
「もう女性に性欲を感じないね?」
「感じません、先生」
「よろしい、君は明日からここで働きなさい」
指示されたのは階級社会で最低のミシン工場。
1日中ミシンを踏み続けて、私服も買えないで、休日薄暗い女ばかりの酒場へ行く。
やっぱり東欧体制とは言えハッテン場はあって、彼女はそこで以前の恋人から
「ねえ・・・」
と声を掛けられる。
「だめよ」
ふたりでいるところがばれたら、再び病院送りだ。

彼女は絶望し、貧しい縞の工員服で町をさまよい歩き、ついに行き倒れる。
通りすがりのリムジン。
「ちょっと、止めて」
と降りてくるのは大柄な、贅沢な毛皮のコートを身にまとった「奥様」だ。
「かわいそうに、非道く弱っているわ、車に乗せて」
「はい、奥様」
女の子は高級ふかふかベッドで目を覚ます。
奥様は共産党高級幹部婦人、夫は出張でモスクワ滞在なのだという。
「夫はとっくに私を愛していないわ。ただ存在が必要なの。」

そこではじまる、夢のような、奥様との愛の日々。
「小間使い」の名目で雇って、奥様は上流階級の生活を体験させる。
しかし、ああ、しかし突然帰ってくることになった夫。
ふたりは引き裂かれてしまうのか。

そこで奥様と女の子は国境の川目指して逃避行に出る。
当然警備隊ウヨウヨ、なんと女の子をかばって撃たれたのは奥様であった。
とんでもない人を撃っちゃったというので、兵士は緊急首都の病院に奥様を運び、急いで手術である。
「よし、命は取り留めた」というところでセリフは終わる。
女の子はひとり、国境の川沿いに残されている。
愛しい奥様はもういない。
ふらふらと川を渡り始めたところでパンッと撃たれ、倒れて映画は終わる。

さーて、この映画、タイトルも監督も分からないんだわさ。
VHS時代に一回レンタルで借りて観ただけ。
モノクロ、というのと解放前の東欧映画というのが印象的で忘れられない。
DVDになっているんだろうか、タイトルをご存じの方、お教えください。
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