夫・ドッコイ氏はとんでもなく物知りである。
いろんな事を知っていて、私は
「成長し続ける百科事典を無料で買ったのだ」
と思うことにしている。
しっか〜し。
意外な盲点。
純朴な長野県諏訪地方で
「天皇陛下大好き♪日の丸大好き♪君が代大好き♪自民党が一番♪」
なお父さんに育てられたので、この人(思うところはアンチお父さんらしいが)
「昨日生れた豚の子が蜂に刺されて名誉の戦死〜♪」(「湖畔の宿」の替え歌)
どころか「予言妖怪・件(くだん)の噂」も「怪人『赤マント』」の時速も知らないのであった。
「昨日生れた豚の子が
蜂に刺されて名誉の戦死
豚の遺骨はいつかえる
4月8日の(これは異説あり)夜かえる
豚の母さん悲しかろ
昨日生れた蜂の子が
豚に踏まれて名誉の戦死
蜂の遺骨はいつかえる
4月8日の夜かえる
蜂の母さん悲しかろ」
とか
「牛から産まれて人間の顔をした妖怪「件・くだん)」が、
太平洋戦争末期、どこそこで産まれた、
『まもなく戦争は終わるだろう』
とだけ言って死んだ。
どちらが勝つとも負けるとも言わなかった」
とか
戦争末期、間諜(スパイ)対策として、軍部が上野駅のトイレで
「怪人赤マントって知っているか?
異人のように高い背で、黒マントの裏は真っ赤で、日本人をさらうそうだ…」
とわざと聞こえるように話し、各駅のトイレでで係が待ち構えていたら、
なんと「夜行列車と同じスピード」でウワサが広がっていた、というもの。
意外な盲点であった。
みなさん、知って下さい。
知っておいて損はありませんので。
このエッセイは「UFO文學14年度冬季号」に掲載しますので、引用・盗作を固く禁じます。
発覚した場合は提訴します。
(この一文書くのイヤなんだけれど、mixiがインターネット公開されたというのでしかたなく…)
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