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2013年06月27日18:44

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汝じしんを知れ。 ΓΝΩΘΙ ΣΕΑΥΤΟΝ ΞΘʹ

   













2013/4/22


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「相棒 X DAY」。ほとぼりが冷めたところで。ファーストシーン、戸次重幸 (とつぎしげゆき) くんが、いきなり、オーラまみれの死体で登場。腹中にて抱腹絶倒。不覚にも、伊丹刑事の追う銀行の課長が、田口トモロヲさんとは気づかなかった。とがった鉄男も、30年後、みごとオーラを消し去った市井人を演じきる。



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AKB48をブッキングした 「めちゃイケ」 吉例 “抜き打ちテスト”。関東ローカルの平均視聴率20.9%、瞬間最高視聴率23.4%だった。「矢部浩之結婚披露宴 (2部)」 が20.8%だった。最高視聴率をマークしたのは、篠田麻里子さんの英文和訳 「これは私のなぞなぞです!」 が映った瞬間だそうな。



「可享受免税后再折扣」。山手線で秋葉原を通りがかった際、ヨドバシカメラの壁面に巨大な垂れ幕が下がっていた。日本人に読めない巨大な垂れ幕に漠然とした不安。「可・享受、免税後、再・折扣」 と切る。「折」 は割り引く (←損する)。「扣」 はコウ。差し引く (←控える、退ける)。「再折扣」 さらに割引。



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銀座で “Páraphrase” (言い換え) というイタリア料理の店を見かけた。 á が異様に気になった。ギリシャ語およびラテン語 (仏伊西葡語) では、アクセントは後ろから3音節目までに落ちる。イタリア語では Parafrasi 「パラフラーズィ」。また、ph を保持するのは仏語・英語のみだ。



地球上に Páraphrase という綴りは存在しないし、第1音節にアクセントがあるのは英語のみ。ゲルマン語は、有史以来、強勢を語頭に固定した。仏語で /parafrā́z/ だったのが、英語で /párafrāz/ になった。ふと気づいたが、Páraphrase は英和辞典の見出しの丸写しでは。



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「137億年の物語」。テレビ東京。番組予告の最後を “What on earth happened?” で締めた。on earth は 「地球上で」 という文字通りの意味の他に、「いったい全体」 という先行語を強める意味も持つ。“What happened on earth?” では洒落にならない。



2013/4/23


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AKB48のバラエティ番組。これ、ファン以外には意外だと思うけど、数字が取れないことで有名なのだ。とくに彼女らをブッキングしたゴールデンの番組は、低視聴率のうえに、ファンのあいだでも 「つまらない」 と不評。その意味で、「めちゃイケ抜き打ちテスト」 の高視聴率は快挙なのだな。○○とAKBは使いよう。



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「AKB映像センター」。日曜深夜がちょっと面白い。MCは 「アイドルにおっさんアシスト式」 の指原莉乃+リリー・フランキー。「納豆を食べる柏木由紀」、「大家志津香のボイパ」、「梅田彩佳のPerfumeひとりフリマネ」。こういうショート映像を見せ、MCがゴニョゴニョっと感想。ネットでの閲覧回数を競う。



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「桂文枝の演芸図鑑」。日曜の早朝。驚いた。突然、SD画質 (アナログ画質) なのだ。「なんだ?演芸番組にHDはムダ?」 そうじゃなかった。NHK総合を011と012に割って、裏でメジャーリーグの中継。30分番組で、通例は3030〜70MB。この日の 「演芸図鑑」 のサイズは1449MBだった。半分。



Tsarnaev ツァルナーエフ (露語・チェチェン語 Царнаев) は、チェチェン語 царна tsarna “ツァルナ” 「酵母の保存容器」 に由来し、チーズ・ヨーグルトなどの醱酵食品をつくる人の職業姓という。米国では [ˌtsɑɚˈnaɪɛf] [ˌツォァˈナイアフ] と言うらしい。



Tamerlan Тамерлан 「タメルラン」 は “チムール” のペルシャ語形。Dzhokhar ДжовхIар 「ジョハル」 (ヂョヴハル) は、ペルシャ語 gauhar “宝石、真珠” を借用したアラビア語 jauhar の借用。兄は英雄チムールの名を戴き、弟は宝石の名をさずかっていた。



2013/4/24


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「相棒 X DAY」 を見て深刻だと。【TVドラマと映画がますます同じものになってしまった】。アナログTVは、そもそも解像度が低かったし、映画業界からの圧力で16ミリフィルムが使われた。「ウルトラQ」 のように、特撮合成の都合で映画と同じ35ミリが使われたのは例外だった。今、映画館に足を運ぶ理由は?



デジタルキッズはエッジの利いた 「きつい画像」 を 【高画質】 だと思っているらしい。本来の高画質は、物の輪郭部に高密度のグラデーションを持っているものだ。また、フィルムには不規則な濃淡や色のムラが見える。映画を見る、ということは、【フィルムという物質を見る】 ことだ。DCPはデータの羅列なのだな。



先日、ドキュメンタリー映画のカメラマンをやっている人の話を、たまたま聞くことができた。もはや、映画撮影の現場にフィルムを戻すのは不可能だそうだ。フィルムを扱えるラボが少なくなっているのもモチロンだが、何よりフィルムとデジタルでは、かかるカネの桁が違うんだそうだ。「不本意だが、フィルムはありえない」



こういう思考を繰り返すたび同じ結論が出てしまう。【もう新作映画(もどき) のために、映画館に足を運ぶのはムダ】。もちろん、“フィルムが見たい” というニンゲンにとっての話だが。ありがたいことに、残りの人生をフルに使っても見尽くせないほどの、過去のフィルムの遺産はあり、しかも十分に再評価されていない。



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「あすなろラボ」。ジャンジャカ、鳴り物入りの番宣を見て、「またダメそうだな」 と。21日、午後9時台の視聴率は、「ビッグダディ」 テレ朝 19.3%、「空飛ぶ広報室」 TBS 13.5%、「行列」 日テレ 11.6%、「あすなろ」 フジ 6.8%だった。完敗。フジは、どうも考えすぎ、という気がする。



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「猫弁と透明人間」。TBS。面白かった。そもそもTVドラマの原作として生まれた作品。原作・脚本はともに大山淳子さんという人だが Wiki がなく、来歴不明。1年1作ペースで2作目。昨年の視聴率は12.6%。今年は不明。TBSの視聴率は非公開。しかし、こんなにカワイらしい杏さんはTVで見たことがない。



2013/4/26


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大泉洋さん。NHK 「あさイチ」。前田敦子さんにまでナメられるあたりが 「らしい」。NHKまで、「大泉ないがしろプレイ」 を展開。フリップが手書きのスケッチブック。大泉さんは、やはり、野放しでシャベらせるほうが面白い。「探偵はBARにいる2」 の宣伝。今日の 「徹子の部屋」、ゲスト は寺脇康文さん。



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「笑っていいとも」 に岸本セシルさん。英語はまったく話せない。純日本人だそうだ。ウチナーンチュ。「セシル」 は、ほんとうは 【聖紫瑠】 と書くそうだ。平成キッズはカワイイ名前と思うかもしれないけれど、昭和生まれの足立区民は、暴走族のスプレー落書きを連想するんだなぁ。



2013/4/28


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深田恭子さん。「ポカリスエット イオンウォーター」 のCM。30秒バージョンのほうが旗やハトが出て面白い。リクライニングでのけぞったときのフカキョンを見て、その胸板の厚さ、というか、胸郭の大きさに驚く。2007年のドラマ、『山おんな壁おんな』。貧乳の伊東美咲さんと豊乳の深田恭子さんという設定だった。



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柳家權太樓師匠、半月板損傷。半年ほど前に傷めて、座椅子で上がっていたそうだ。昨年の10月22日より休んで、手術とリハビリ。今朝の 『演芸図鑑』 で、「高座にあがって座ることはできるんだけど、まだ、自力で立って引っ込めない」 そうだ。寄席ではどうしているのか。昨今、落語界のニュースにうとくなったなぁ。



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「ハチ公」 の声のSPレコード。「ふしぎ発見」。昭和9年に発売されたレコードでは、ナレーターが 「ハチコウ」 ●○○○ (高低低低) と発音している。現在は、○●●○ (低高高低)。聞いたことのないアクセントだが、当時の日本人は、「ハチ公」 をこのようなアクセントで呼んでいたのだろうか。不思議だ。



名前に 「さん、君、ちゃん、公」 などが付く場合、名前のアクセントを生かす。また、「公」 の前が漢字1字の場合は頭高になる。「ハチ」 が 「八」 だとすれば、これらの理由から、アクセントは 「ハチコウ」 ●○○○。だが、愛称の 「〜公」 の場合、「ハチコウ」 ○●●○ の型になる、という付則がある。



2013/4/30


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【マリオネットライン】。美容整形業界の用語だそうだ。左右の口角から、アゴに向かって下りる、左右2本のシワを言う。なるほど、という命名。英語の marionette lines の借用。一般には laugh lines, smile lines と言う。解剖学的には oral commissures。



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【法令線】。「豊麗(齢)線」 は宛字。もとは相術家(人相見)用語。中国語からの借用。11世紀の 『新唐書』 に 「法令」 とある。法令線は 「その人が人生で語った量を表し、多くを語った人は人望がある」、ゆえに、「号令を発することができる」、のでこのシワを 【法令】 と呼ぶ。日本では幸田露伴が初出。



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「疲労困憊」 を “こんび” と読まないワケ。歴史的音変化。【憊】 beə3 ベア→ bɐi3 バイ→ pai4 パイ→ pei4 ペイ。【備】 bǐə3 ビア→bi3 ビー→ pui4 プイ→pei4 ペイ。つまり、中国語では太古と現在で音が似ており、日本人が漢字を学んだ中古音のころだけ異なるの。



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「アゲるテレビ」。視聴率が、その後どうなったか判然としない。誰もネットに書き込まないからだ。“ネットベンケイ” の連中は 「たたきがいのあるスケープゴート」 にしか興味がない。最近は、番組の焦点が定まってきて、奇妙なことに、「レディース4」 に似てきた。大塚さん抜きで、善後策をさぐるとこうなるのか。



2013/5/2


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「Qさま」 で島崎和歌子さん (高知出身) が、【数える】 の読みを 【かえる】 と書いて、不正解の判定を食らいパニックになっていた。【数える】 には、中世以降、「かず (数)」 に引きずられて、西日本のみで、「かずえる」 という口語形が生まれた。標準語では間違いだという事実に気づかない人もいる。



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ラジオで、ずっと、「ひなたごっこ」 と言い間違えていたという人の話。【ひなた】 は、“日+な (の)+た (場所)”。「ひなたぼっこ」 の初出形は、「ひなたぼこり」 で12世紀。【誇る】 には、「盛んになる、騒ぐ、暴れる、喜ぶ」 の義がある。梁 (やな) の上で魚が跳ねることを 「梁誇り」 と言う。



「やけぼっくり」、「ひなたごっこ」、「どんぐりころころどんぐりこ」 といった間違いの原因を 「類推」 という。類推は、言語を変化させる原動力の1つ。言語は、その初原から、【省エネ目的の発音の簡略化】 と 【不規則になった語形を類推によって、再系統化する】 という負と正の変化を無意識に繰り返してきた。



2013/5/3


【渋滞】 は古くからある中国語で、「ものごとが円滑に進まないこと」。【渋】 は 「滑らかでなく、ひっかかる」。交通渋滞は中国語で、“交通阻塞” または “塞車”。韓国語でも “교통 체증” kyothong chejɯŋ (交通阻塞) という。日本語で 「交通渋滞」 の義になったのは1970年代。



「ケンミンSHOW」。大阪人がすべての敬語を 「〜はる」 一語で済ます、という話題。関西人には当たり前の話。この 「〜はる」 は、東京下町のニンゲンにとって “うらやましい” 表現。大衆の使う敬語は 「規則的」 であるのがよい。「何をやられているんですか?」 というような標準敬語の気持ち悪さがない。



「ケンミンSHOW」 でインタビューした大阪人が、「書かはる」←→「書きはる」、「読まはる」←→「読みはる」 の2通りで発音し、人によってマチマチなのが面白かった。どちらの語形も正しく、初出も20世紀初頭 (明治時代)。また、助詞 「〜て」 を付けてから、「〜はる」 を付ける語法も同時期に生まれた。



「〜はる」 は、四段動詞の未然形・連用形に付く。「書かはる」、「書きはる」 両様がある。それ以外の動詞は連用形に付く。「来(き)はる」。助詞 「〜て」 を介すと、「書いてはる」。未然に付くのは、「書きなさる→書きなはる→書きやはる→書きゃはる→書かはる」。連用は 「書きなはる」 の 「な」 の脱落。



【渋滞】 は、「事務が渋滞」 (1876)、「英語に熟達して談話渋滞せず」 (1883) のように使った。70年代に語義が刷新された。同じ例に 【故障】 がある。本来の用例は、「国家、こと繁く、故障 (=差し障り)、多くして」 (856)、「嫁の故障 (=気に入らないこと) を言う」 (1822)。
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