mixiユーザー(id:9783394)

2023年01月13日07:16

252 view

クルマ0358 田舎では現役?(GOGGOMOBIL T250)

本稿0306で三菱500を記しましたが、三菱が範としたのはドイツのゴッゴモビルのセダンでした。

https://images.app.goo.gl/D5SLQADuipRuK3Lc6

https://images.app.goo.gl/L6tqHws3DipaNTLa6

後期型(下写真)は通常の後開きドアですが、前期型(上写真)は前開きの通称"suicide door(スーサイト・ドア=自殺ドア)"でした。昔はよく見られたこのドアは対向車に向かって降りるので危険(「自殺ドア」の語源)、あるいは狭い道で不用意に開けると対向車に破壊されかねない、ということで消えてしまいましたが、小さなクルマではたいへん乗降しやすくて有効でした。

https://images.app.goo.gl/j5kMGzCqk5Jy35yZ6

Andreas Glas(アンドレアス・グラース)が1895年に設立した蒸気機関農業機械修理会社が起源のHans Glas GmbH(ハンス・グラース有限会社)により開発されたマイクロカーは、1955〜66年はハ社で、以降1969年6月30日まではハ社を買収したBMWで生産され、ゴッゴモビルという名称で販売されました。

セダン(T)・クーペ(TS、本稿0199参照)、バン(TL)があり、いずれもホイールベース1800mmのRR(リヤエンジン・リヤドライブ)でした。片手で持てるほどのエンジンを搭載したマイクロカーですからとても小さく、セダンと言えど全長2900・全幅1260・全高1310mmしかありません。

https://images.app.goo.gl/cKbzd7FG6AZCoqam9

しかし4人が乗れる室内はユッタリしていて、マイクロカーとは思えません。

https://images.app.goo.gl/rcjzQdwqtaxAECqPA

リヤに搭載されたエンジンは空冷2気筒2サイクルで、多くが247cc(13.6馬力)でしたが、300や400ccも用意されました。

https://images.app.goo.gl/vi5nb4kxVTUdLKHBA

排気量に応じてT250、T300、T400と名付けられました。この"T"がセダンを表します。クーペは"TS"、バンは"TL"になるワケです。

214313台の多くが生産されたセダンは、ドイツでは片田舎に行くと今でもヨタヨタ走っているかも。

https://images.app.goo.gl/98VAMghQf5vTgF8L9

66511台生産のクーペはコレクターのガレージに収まっているでしょうね。僅か3667台しか生産されなかったバンは使い倒されて殆んど残っていないでしょう。
6 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年01月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記