二羽のハクセキレイが飛ぶのを見ていた
殆ど同一のあり得ないような軌跡で飛んでいた
今まで見たことのない美しい幻想の様なマジックの様な軌道だった
理解できなかった
その時
身体が不自然に動くのを感じた
その日は風が強かった
なんとなくだけどわかったようなきがした
先ほどの奇蹟は
他力もあるよな
コンボ、コラボレーションなんだろう
五月の風とセキレイのコラボレーション
風と鳥のワルツ
きっと軽いからできたんだろう
重かったら多分ああはいかない
桜の花が舞うように
軽くありたい
でも重くなければ届かない場所もある
強い流れに翻弄されていては絶対に届かない場所
そういう時には
重くありたい
状況に応じて
そうあるようになりたい
一度と言わず
そうあるように
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