mixiユーザー(id:14160920)

2020年09月19日07:21

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何か書いておく?

 数年前の桜流れ旅で伊賀の松尾芭蕉生家に行った時、オーストラリア人の松尾芭蕉マニアが居てしばらく話していた時に、今奥の細道の最終地の大垣に行くと桜が綺麗だよってな話をした。
 実際大垣城の堀が運河になっていて、そこに奥の細道の最後の地点である結びの地があって、記念館もあって、付近は桜の名所になっている。

 別の機会だが、台湾人が日本家屋に興味を示したので、川崎の日本民家園に行くと面白いって言っておいた。江戸東京たてもの園でもいいのだが。

 伊賀と大垣は隣の県だし、飛行機で帰る前に川崎に寄るのも容易だから言ったのだが、こういう情報って実際役に立っているのかどうか。好きそうな人にそっち方面の耳寄り情報を教えたってだけでいいとは思うけど。

 で、この間の山形。芭蕉は平泉から尾花沢を目指していたが。道中山寺が超おすすめと言う人がいて、尾花沢の後にわざわざ戻って山寺に行ったところ芭蕉のツボにはまったようで、山寺の記述に文章を割いて「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」という教科書級の句まで飛び出した。
 大石田は本来船に乗ってすぐ去るはずだったが、川が増水していて、地元の庄屋と船問屋が江戸のナウい俳句を教えてくれと言うので、渋々俳句大会というか歌仙を開いたところ、芭蕉本人が乗ってきてしまって、最後はその何日かの成果を自ら筆をとって書き記して与えるに至って現存しているようだ。全体に山形には相当長い記述をとっているので印象深かったのだろう。
 反対に新潟は村上で曽良の元の主家筋にもてなされたりもしたのだが、後の方で行き違いで泊まれるはずが泊まれなかったり、適当にあしらわれてへそを曲げたらしく、全く現地の記述が無い。曽良の随行日記にはかなり活動していたという事が書いてあるが。同時にトラブルもそれに書いてあるのでバレてしまった。

話が逸れたが最初の予定通りに進まなかったり、自分から変更するのが旅と言うのは昔から変わらないって所だ。
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