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2020年07月14日23:44

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雨じゃ雨じゃのオウチ名画座は1本。

13日、Amazonプライムで、何か軽いものをと、「コードネームU.N.C.L.E.」(15)。
「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」(15)を劇場で見た時の予告編が、「007スペクター」(15)と本作で、「スパイ大作戦」のリメイクが見られて、「007」の新作と「0011ナポレオン・ソロ」のリメイクが続けて見られるなんて、夢のような時代になったものだと客席で狂喜乱舞したが、「007」は見られたが、本作は見逃していた。
しかし、見た友人から、主役二人とも暗い過去を持っていて、TVシリーズとは全く別物と聞き、ソロとイリヤ・クリアキンに暗い過去なんて有り得ないだろうとガッカリ。そのせいか、TVシリーズを知らない世代には評判が良く、知っている世代には不評だった。
で、私、中学高校時代にかけてTVシリーズを毎週楽しみに見ていた世代なのです!
1963年、冷戦真っ只中の時代設定(TVシリーズのスタートは1964年から)、新しい核爆弾を製造しナチの残党に売りつけようとしている組織に、敵対する米ソのスパイ同士が手を組んで阻止を図る。
が、ソロは戦後のベルリンで美術骨董品を盗み金儲けをして逮捕されるが、その腕を買われ、懲役免除の代わりにCIAに入れられた女好きの軽い男、対するイリヤはスターリンの側近だった父親が汚職でシベリア送りになり、母は乱交に堕ち、本人は強制労働所で精神を病んだ設定。暗〜い。
核弾頭設計の為に拉致されている科学者の娘を東ベルリンから亡命させ、この三人組の活躍は、ガイ・リッチー監督故、イギリス風のブラック・ユーモアも交え楽しめなくもないが、だったら、ナポレオン・ソロにするなよ、と。
一番笑ったのは、イリヤが海上で敵と追いつ追われつしているのを尻目に、ソロはトラックの中でカーラジオから流れる「ガラスの部屋」を聞きながらサンドイッチを食べているシーン。思わず、「ひろしかよ」と(笑)。
それと、ソロとイリヤに捕まり、自分の作った拷問器にかけられた元ナチのマッド・サイエンティストが、「拷問なんて必要ない。何でも話す! ある事ない事、全部話す!!」と日和るシーンか。
それやこれやで、TVシリーズとは全く別物のアクション映画を見せられたラスト、米ソの間に入っておいしい所を持って行くイギリス諜報局M16のアレキサンダー・ウェーバリーが、これからソロとイリヤを雇って新しい諜報組織を作ると二人に申し渡し、その名は、「UNCLE」だと! TVでの、名優レオ・G・キャロルの役名がウェーバリー長官だった! 何の事はない、TVシリーズのパート0だったのか!!
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