ご存知の銘品、加島屋のさけ茶漬。
一瓶¥2700(税込)
初めて食べた35年前は¥2000くらいだった。まあ、納得の値上げ幅ではある。
流石の価格のため、冷蔵庫に常備という訳にはいかない。年に数回、フトコロに余裕のある時だけ、購入する。
昔は、新潟の本店と玉川高島屋でしか販売しておらず、購入に苦労した。今では近所の柏高島屋に出店しており、食べたい時に買えるのはありがたい。
さてこのさけ茶漬、「茶漬」という名前にも関わらず、お茶漬で食べる事はほとんどない。そのまま熱いご飯に乗せて、食べる。こいつが堪らなく美味い。
ならば、酒の肴にもピッタリだろうと、正月のおせち代わり?に購入した。おせちを買っても、たいていは食べ残して捨ててしまう。だったら、さけ茶漬けで一杯というのも悪くないだろう、という目論見である。
ところが、イマイチ美味くなかった。
刻みネギとあえ、岩の井の純米吟醸でやったのだが、どうにも生臭さがキツイのだ。魚の生臭さを消す日本酒で、却って生臭さが強くなるとは、意外だった。
やはり、熱いご飯で食べるのが一番なのか?
しかし、ご飯は用意していない。刺身に合わせるために作った酢飯ならばあるのだが。まあ、酢飯でたべてみるか...
これが美味かった。
鮭が酢飯のサッパリした美味さを引き立て、酢飯が鮭の旨味を増幅させる。相性が良い、といはこういう事を云うのだろう。熱いご飯と食べるより、美味いかも知れない。
30年以上食べて来ての、初体験であった。
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