南千里公園に小さな小さな丸い柿が鈴生りです。マメガキです。別名シナノガキ(信濃柿)、ブドウガキ(葡萄柿)、サルガキ(猿柿)、スズガキ(鈴柿)、センナリガキ(千生柿)などと呼ばれます。要するに小さくてたくさん実ることから来た名前です。
西アジアの原産と言はれ、古く中国から渡って主に信越・東北地方で栽培されてゐる柿です。果実は長さ3〜4cmの楕円形で熟したら食すことができる渋柿です。中でも丸い実の物をマメガキと呼びます。南千里公園子上にあるのはこのマメガキです。
渋(タンニン)をとるために植ゑられてきました。タンニンは防腐作用があるため、即身仏に塗布したり、魚網や釣り糸の防腐に、木工品や木材建築の塗装の下地塗りに、縄灰と混ぜて外壁の塗装に、紙に塗ってうちわやから傘、紙衣(かみこ)の補強に用ひられました。
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