国民皆保険制度は世界的には割と普通。まあしかしアメリカでは抵抗が大きい。その理由
の一つは「自由」が侵害されること。俺は病気などしない!という人がなんで保険料払わ
なあかんのや、というわけだ。今のように民間医療保険に入りたいやつは入る、でええや
ないかと。保険に加入しない自由を阻害するなというわけやね
それと公的保険にすることには当然ながら民間の医療保険会社が反対する。自らのビジネ
スが否定されるわけだからまあある意味当然ではある。ただし今の医療保険は貧困層には
非常に負担が大きすぎて厳しいということもある
それと普通にかかるような病気などにはそれほど保険がおりない、というのもある。前に
も書いたけど盲腸、つまり虫垂炎の手術に保険がおりても自己負担分が2万ドルを超える
なんてこともある。盲腸で200万円ってのは確かにキツイものがある
というわけで反対勢力も多いわけだがウォーレンおばさんは推進しようとしている。民主
党の他候補も反対する人が多い。先日のテレビ討論会では、この保険制度が集中攻撃され
ていた。財源はどうするのか?保険料が高いものになるのではないのか?といった内容だ
これにたいしおばさんの回答はイマイチなものだったらしい。結局討論会の後になって、
おばさんは「富裕層に資産課税する」「大企業の法人税を上げる」などといった財源確保
策を出したがこれがまた議論を呼んでいる
大企業や金持ちに負担増を強いるのはいかがなものかと。アメリカから大企業や富裕層が
脱出することになるぞ!というわけだ。オイラ的にはそれはそれで面白いんだけどな
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