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2019年09月24日19:44
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新潟市BRT連節バス、金沢市内を走る
｢万代シテイバスまつり｣の前日にあたる21日、金沢市で｢カーフリーデー2019 in 金沢｣(金沢市･金沢市交通まちづくり協議会主催)が開催されました。
このイベントにあわせ、連節バスの走行実験が21･22の両日に市内で行われ、新潟市のBRT用連節バス｢ツインくる｣(スカニアK360UA6×2/2LB+ボルグレン オプティマス、新潟交通に無償貸与)が使用されました。同車としては初の県外遠征です。
このイベントでも車両の展示と乗車体験が実施されたのですが、そうとなれば金沢の街をゆく同車の姿を記録しないわけにはいきません。
というわけで、さっそく現地へ。
信越線の始発420Mを皮切りに、普通列車を乗り継ぎます。
ちなみに今回の実験は、｢バスの利便性向上と運転手不足の解消に向けて、輸送力の高い連節バスの走行実験を交通事業者と共同で実施(金沢市本年度当初予算)｣することで、道路走行上の課題や効果を把握することが目的。
https:/
同市での連節バス走行実験は、2004年11月以来2度目です。
前回は、バスの魅力向上と利用促進を目的に、市と石川県が合同で実施したもの。
京成バスのボルボK-B10M改が貸し出されました(運行は北陸鉄道が担当)。
さて、金沢駅には11:44着。
3連休初日とあって、駅東口バスターミナルは観光客や石川県内･隣県からの来街者らでごった返しています。市内中心部の主要観光地に向かう北陸鉄道の臨時バスの姿もみられました。
とりあえず、金沢商業活性化センターが運営する金沢ショッピングライナー｢まちバス｣で中心部を目指します。Suicaをはじめ全国交通系ICカード(10カード)での精算が可能なほか、中国系2社のQRコード決済も可能です。
｢まちバス｣は5番のりばからの発車で、バス停名称は金沢駅兼六園口(東口)･金沢フォーラスとなっています。12:00発の便は、運行委託先･西日本ジェイアールバスの331-4905(金沢200か300/いすゞエルガミオ･PA-LR234J1改)。
利用状況。
金沢駅兼六園口(東口)･金沢フォーラス +25
武蔵ヶ辻･近江町市場 -8 +5
南町･尾山神社 -1 +2
香林坊大和･アトリオ -11
片町･タテマチ -3(車内の乗客数9人)
北陸鉄道の片町サービスセンターに寄り道したあと、カーフリーデーの会場である金沢市庁舎前広場まで歩きます。道中、犀川大橋北詰〜武蔵交差点の間で都心軸バス専用レーンの時間帯拡大実験が昨年に続いて行われており、土休日は通常より5時間長い規制時間(10時〜18時30分、通常は15時から)となりました。沿道にも、協力を呼びかけるスタッフの姿がみられました。
会場に到着すると、見慣れた車両の姿が。
広場前に鎮座していた｢ツインくる｣、002(新潟200あ2)です。
LED式行先表示器には、カーフリーデーにあわせた特別表示が。
広場前に面した広坂通り(百万石通り)の香林坊方向は、トランジットモールに。
第2車線はバス専用の走行路となっていました。
002との並びを狙ってみたら、北鉄グループの路線バス、まちバスとのスリーショットに。
それにしても、新潟市内で未だにBRTの専用走行路が実現をみない中、専用走行路を颯爽と快走する金沢市内の路線バスたちを横目に佇む002。なんとも皮肉な光景です。
広場に目を移すと、地元公共交通事業者3社の鉄道･バスグッズ販売や、ミニSL乗車体験、kidsバイク体験、子供向けワークショップなどが開催。市民団体｢明日の金沢の交通を考える市民会議｣による公共交通なんでも相談なども行われていました。
北陸鉄道の｢ミニミニ方向幕｣と西日本ジェイアールバスの｢にしばくんメモ帳｣を、つい衝動買い…。
本部ブースでは、金沢市の交通施策紹介とあわせて新潟市新バスシステム･BRTの施策紹介がパネル展示。高齢層を中心にゾーンバスシステム化(＝乗り換え発生)への不満が根強く残る新潟市ですが、訪れた金沢市民の目にはどう映ったでしょうか？
折しも、金沢市では金沢港〜金沢駅〜香林坊〜野町駅の都心軸にLRTもしくはBRTによる｢新しい交通システム｣の導入に向け、市内バス路線の再編も含めた議論が市議会やネット上などで繰り広げられています。新潟市での現状はまだまだ道半ばで、成果もあれば課題も。こうした現状が、金沢市での議論にあらゆる意味でプラスに作用するものであってほしいです。
https:/
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バスの展示も行われていました。
西日本ジェイアールバスからは、一般貸切車の647-18905(金沢230あ2222/日野セレガ HD･2TG-RU1ASDA)。このあと、5月に乙丸町に移転した同社金沢営業所への親子交通ツアーに向かうようで。
北陸鉄道からは、主に小松空港リムジンバスで使用される39-427(金沢200か755/三菱ふそうエアロエース･2TG-MS06GP)。
さあ、親子交通ツアーの連節バス乗車体験が間もなく出発します。
というわけで、金沢の街をゆく002の姿を狙うべく撮影ポイントへ徒歩移動。
百万石通り(国道157号線)の尾山神社前交差点で002を待ちます。
バス停だと、南町･尾山神社が最寄りです。
ステンドグラスがはめ込まれた尾山神社の神門をバックに、という金沢らしさを感じさせる風景を狙いたいところ。
香林坊方向から、002が姿を現しました。
結果は、見事失敗。
ぶっつけ本番で挑んだのは反省材料…。
翌日の万代シテイバスまつりもあるので、信越線の快速3375Mに間に合うよう帰りたいところ。名残惜しいですが、すぐさま撤収します。
昨年12月1日から供用が開始された香林坊(ラモーダ前)バス停。
バス待ち環境と歩行環境の向上を図る目的で整備され、供用開始にあわせ周辺バス停の再編も実施されました。バス停周辺の地図もあり、初めて街を訪れた人には助かるでしょう。
できれば、バスロケーションシステムの接近表示方法もリニューアルし、遅れ時分や到着までの予想時分の表示が可能になればより使いやすくなるのではないかと思います。
そして香林坊(日銀前)13:39発の北陸鉄道｢兼六園シャトル｣･金沢駅ゆきに乗車。
27-746(金沢200か260/日野ブルーリボン��･PKG-KV234N2)の登場です。
利用状況。
香林坊 +25 ＊降車客数はカウントせず
南町･尾山神社 +1(車内の乗客数50人)
武蔵ヶ辻･近江町市場 -20 +13
金沢駅東口 -43
ちなみに翌22日の002は、モニター試乗会での稼働。
萬代橋ラインで使用されるLED行先表示を披露し、話題を集めたようです。
仮に連節バスを金沢市内で導入した場合、対象路線をどうするかはネット上でも意見がさまざまあるようです。私見としては、沿線の道路事情に問題がないという条件で、やはり観光客による混雑が目立つ｢城下まち金沢周遊バス｣が適しているのではないかと考えます。
http://
運賃も大人で200円均一となっており、運賃先払いで前乗り中･後降り方式が導入可能。
さらに起点の金沢駅東口をはじめ、利用客の多いバス停には係員を配置。可動式運賃箱への精算で中･後扉からの乗車も可能できるようにすれば、スピーディーな乗降ができるのではないかと考えます。運転手不足という観点からいえば、大量輸送により金沢駅〜主要観光地での臨時便の配車を抑制できるでしょう。
また、平日朝は金沢駅東口→兼六園下･金沢城(香林坊経由、リファーレ前通過のうえ途中乗車不可)の通勤シャトル便としてピストン輸送に充てるのも選択肢の一つになると考えます。
このイベントにあわせ、連節バスの走行実験が21･22の両日に市内で行われ、新潟市のBRT用連節バス｢ツインくる｣(スカニアK360UA6×2/2LB+ボルグレン オプティマス、新潟交通に無償貸与)が使用されました。同車としては初の県外遠征です。
このイベントでも車両の展示と乗車体験が実施されたのですが、そうとなれば金沢の街をゆく同車の姿を記録しないわけにはいきません。
というわけで、さっそく現地へ。
信越線の始発420Mを皮切りに、普通列車を乗り継ぎます。
ちなみに今回の実験は、｢バスの利便性向上と運転手不足の解消に向けて、輸送力の高い連節バスの走行実験を交通事業者と共同で実施(金沢市本年度当初予算)｣することで、道路走行上の課題や効果を把握することが目的。
https:/
同市での連節バス走行実験は、2004年11月以来2度目です。
前回は、バスの魅力向上と利用促進を目的に、市と石川県が合同で実施したもの。
京成バスのボルボK-B10M改が貸し出されました(運行は北陸鉄道が担当)。
さて、金沢駅には11:44着。
3連休初日とあって、駅東口バスターミナルは観光客や石川県内･隣県からの来街者らでごった返しています。市内中心部の主要観光地に向かう北陸鉄道の臨時バスの姿もみられました。
とりあえず、金沢商業活性化センターが運営する金沢ショッピングライナー｢まちバス｣で中心部を目指します。Suicaをはじめ全国交通系ICカード(10カード)での精算が可能なほか、中国系2社のQRコード決済も可能です。
｢まちバス｣は5番のりばからの発車で、バス停名称は金沢駅兼六園口(東口)･金沢フォーラスとなっています。12:00発の便は、運行委託先･西日本ジェイアールバスの331-4905(金沢200か300/いすゞエルガミオ･PA-LR234J1改)。
利用状況。
金沢駅兼六園口(東口)･金沢フォーラス +25
武蔵ヶ辻･近江町市場 -8 +5
南町･尾山神社 -1 +2
香林坊大和･アトリオ -11
片町･タテマチ -3(車内の乗客数9人)
北陸鉄道の片町サービスセンターに寄り道したあと、カーフリーデーの会場である金沢市庁舎前広場まで歩きます。道中、犀川大橋北詰〜武蔵交差点の間で都心軸バス専用レーンの時間帯拡大実験が昨年に続いて行われており、土休日は通常より5時間長い規制時間(10時〜18時30分、通常は15時から)となりました。沿道にも、協力を呼びかけるスタッフの姿がみられました。
会場に到着すると、見慣れた車両の姿が。
広場前に鎮座していた｢ツインくる｣、002(新潟200あ2)です。
LED式行先表示器には、カーフリーデーにあわせた特別表示が。
広場前に面した広坂通り(百万石通り)の香林坊方向は、トランジットモールに。
第2車線はバス専用の走行路となっていました。
002との並びを狙ってみたら、北鉄グループの路線バス、まちバスとのスリーショットに。
それにしても、新潟市内で未だにBRTの専用走行路が実現をみない中、専用走行路を颯爽と快走する金沢市内の路線バスたちを横目に佇む002。なんとも皮肉な光景です。
広場に目を移すと、地元公共交通事業者3社の鉄道･バスグッズ販売や、ミニSL乗車体験、kidsバイク体験、子供向けワークショップなどが開催。市民団体｢明日の金沢の交通を考える市民会議｣による公共交通なんでも相談なども行われていました。
北陸鉄道の｢ミニミニ方向幕｣と西日本ジェイアールバスの｢にしばくんメモ帳｣を、つい衝動買い…。
本部ブースでは、金沢市の交通施策紹介とあわせて新潟市新バスシステム･BRTの施策紹介がパネル展示。高齢層を中心にゾーンバスシステム化(＝乗り換え発生)への不満が根強く残る新潟市ですが、訪れた金沢市民の目にはどう映ったでしょうか？
折しも、金沢市では金沢港〜金沢駅〜香林坊〜野町駅の都心軸にLRTもしくはBRTによる｢新しい交通システム｣の導入に向け、市内バス路線の再編も含めた議論が市議会やネット上などで繰り広げられています。新潟市での現状はまだまだ道半ばで、成果もあれば課題も。こうした現状が、金沢市での議論にあらゆる意味でプラスに作用するものであってほしいです。
https:/
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バスの展示も行われていました。
西日本ジェイアールバスからは、一般貸切車の647-18905(金沢230あ2222/日野セレガ HD･2TG-RU1ASDA)。このあと、5月に乙丸町に移転した同社金沢営業所への親子交通ツアーに向かうようで。
北陸鉄道からは、主に小松空港リムジンバスで使用される39-427(金沢200か755/三菱ふそうエアロエース･2TG-MS06GP)。
さあ、親子交通ツアーの連節バス乗車体験が間もなく出発します。
というわけで、金沢の街をゆく002の姿を狙うべく撮影ポイントへ徒歩移動。
百万石通り(国道157号線)の尾山神社前交差点で002を待ちます。
バス停だと、南町･尾山神社が最寄りです。
ステンドグラスがはめ込まれた尾山神社の神門をバックに、という金沢らしさを感じさせる風景を狙いたいところ。
香林坊方向から、002が姿を現しました。
結果は、見事失敗。
ぶっつけ本番で挑んだのは反省材料…。
翌日の万代シテイバスまつりもあるので、信越線の快速3375Mに間に合うよう帰りたいところ。名残惜しいですが、すぐさま撤収します。
昨年12月1日から供用が開始された香林坊(ラモーダ前)バス停。
バス待ち環境と歩行環境の向上を図る目的で整備され、供用開始にあわせ周辺バス停の再編も実施されました。バス停周辺の地図もあり、初めて街を訪れた人には助かるでしょう。
できれば、バスロケーションシステムの接近表示方法もリニューアルし、遅れ時分や到着までの予想時分の表示が可能になればより使いやすくなるのではないかと思います。
そして香林坊(日銀前)13:39発の北陸鉄道｢兼六園シャトル｣･金沢駅ゆきに乗車。
27-746(金沢200か260/日野ブルーリボン��･PKG-KV234N2)の登場です。
利用状況。
香林坊 +25 ＊降車客数はカウントせず
南町･尾山神社 +1(車内の乗客数50人)
武蔵ヶ辻･近江町市場 -20 +13
金沢駅東口 -43
ちなみに翌22日の002は、モニター試乗会での稼働。
萬代橋ラインで使用されるLED行先表示を披露し、話題を集めたようです。
仮に連節バスを金沢市内で導入した場合、対象路線をどうするかはネット上でも意見がさまざまあるようです。私見としては、沿線の道路事情に問題がないという条件で、やはり観光客による混雑が目立つ｢城下まち金沢周遊バス｣が適しているのではないかと考えます。
http://
運賃も大人で200円均一となっており、運賃先払いで前乗り中･後降り方式が導入可能。
さらに起点の金沢駅東口をはじめ、利用客の多いバス停には係員を配置。可動式運賃箱への精算で中･後扉からの乗車も可能できるようにすれば、スピーディーな乗降ができるのではないかと考えます。運転手不足という観点からいえば、大量輸送により金沢駅〜主要観光地での臨時便の配車を抑制できるでしょう。
また、平日朝は金沢駅東口→兼六園下･金沢城(香林坊経由、リファーレ前通過のうえ途中乗車不可)の通勤シャトル便としてピストン輸送に充てるのも選択肢の一つになると考えます。
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