実際、実験室
のような位置付けなんだろうと思います。ご出演の演者さんは全て事務所やプロデューサーさん繋がり…とあらば、なおのこと。もっとも、こうした“おと”とか“ぶたい”のようなものを扱う実験室は、いわゆる白衣を着たひとが試験管とにらめっこしていたりする“いかにも”なそれとは、一味違うようです
。
ということで、当日記では久しぶりの「PVE Showcase」シリーズであります。
6月の千葉市初上陸時以来の結花乃さんのご出演。その所属事務所主催のイベントです。ときに昼から夜までのマラソン大会さながらの回にも遭遇したりしますが、今回は昼夜2部構成。お昼の1部には、お姉さん的存在のericaさん、夜の2部には妹さん的存在の平村優子さんのお名前が見えます。
あとは当日記では全て初めてのお名前。Kwink(クウィンク)は男性2人のユニット、夜の部のTABOWとBreathing Booostの2組は、ともにバンドさん。3組ともやはり事務所ないしはプロデューサー繋がりがありますが、筆者が最初にこのイベントを観たときに比べると、ソロアーティストだけでなく、いろんなことをしようとしているように見えます
。
そんなわけで、まずはお昼の第1部から。フロア部分の椅子の密度が幾分低めのようですが、いずれにしても“実験”の様子をゆったりと観られるのはありがたい所。そんな中でOpeningActとして、XIYU(しゆう)さんが登場してきます。
若干デラックスな。。。というみためはともかく(いちお、ネタにしてたみたいなので許してくださいませ
)、
訊けば、高校まで合唱部に入っていたそうで、納得の声量をしています。
オリジナル曲1曲と、MISIAのカバー「果てなく続くストーリー」の2曲のパフォーマンスですが、丁寧に、それでいてパワフルである所が聴きどころだったようです
。
続いてKwink(クウィンク)という男子2人ユニットが登場してきます。ギターサポートをつけた3人編成でのステージ。2人とも白シャツ姿(Tシャツではない)の清楚な出で立ち。まぁ、イケメンさんです。
これからスタートという感じのユニットですが、この事務所に入られたのが最近というだけで、活動自体はもっと長くされていますので、ひとしきり控えめに黄色い歓声…、いや、歓声というよりは場内前方でノリノリの女子が結構な割合でいたりします。場内も“実験室”ふうにこの日はカラフルです
。
2番手の結花乃さんからはバンド編成。ご本人を入れて6人編成。先ほどのXIYUさんがコーラスに入っています。
そのセットリストはこんな感じ。
1:パチパチ、線香花火
2:夏物語
3:ひだまりの詩(カバー)
4:きんぎょすくい
5:Gum
まだ半袖の服が恋しいけれど、Tシャツを選ぶほどでもない…という、初秋のこの時期らしい感じでしょうか。夏の風物詩で固めてはありますが、どことなく切なさが意識されるセットのようです
。もっとも、結花乃さんのことですから、これでステージごと切なさいっぱい…という空気感ではありません。あくまでも場はポジティブ。昨年リリースの「きんぎょすくい」とは幾分色合いが異なる、朱色系のお衣裳で、柔らかに情熱感を醸し出しているようです
。
”実験室”的な雰囲気でいえば、3曲目の「ひだまりの詩」がポイントかと。ご存知の通りル・クプルの代表曲のカバーですが、昨年リリースの「糸電話」のカップリングとして、ボサノバアレンジで収録されています
。このステージでは、そのボサノババージョンでのパフォーマンスを、生バンドにのせてのお届けに。これまでの結花乃さんの音源の中には、いくつかのカバー曲の収録がありますが、カバー曲で結花乃さんのお声を堪能する際は、筆者個人的にはこの「ひだまりの詩」だろうと思っておりました。この日、ようやくその場面にお目に…、いやお耳にかかることができました
。
さて、一応5曲で締め…と思っておりますと、「もう1曲加えたい
」と、何やら思わせぶり…。何かと思ってみていると、次の出番である、お姉さん的存在のericaさんを呼び込んでなにやら…。しばらくすると2人して、ただいま学生さんとの二足の草鞋だというスタッフさんの、宣伝動画の宣伝に^^(つまりは、結花乃さんとericaさんのプロモーション動画を見てねということらしい
)。
このひと、学生さんの歳であるにも関わらず、どうかするとマネージャーさんと間違えられるくらいの”貫禄”のあるお姿^^
はい、思いっきりネタにされたこのスタッフさん。お名前をたくみくんというそうで。
さきほどの”もう1曲”とは、このひとのお名前をもじった「匠となれ」(笑)。当然?振り付け付きでエールが送られます。
#実際の「たくみくん」の漢字は、匠ではないそうです^^
ひとしきりネタのお時間が過ぎると、そのままericaさんのステージに。バンドメンバーは結花乃さんから引き続きの5人。
以前、約1年ほど前に観た時は、どこまでいくのか?と思うくらいのテンションの高さでしたが、今回も(さすがに1時間半もかかったりはしませんでしたが)かなりのハイテンション
。季節が逆戻りしたかのようです。そもそもが「告うた」と呼んでいる、どちらかというとキラキラしたシチュエーションを唄った曲が多い方ではありますが、それでも結構なパワーを聴衆にも要求されるステージです
。
前半戦が終了したところで、とりあえずericaさんと結花乃さんにご挨拶に伺いますが…
夜は別の場所へ移動というericaさんの前には、さきほどネタにされた「たくみくん」が、スマホでタイマー係…
。これが、待っている列側にも見えますので、またも格好のネタを確保(笑)。とりあえず、マスコットのようなこのひとと、普通にスタッフさんを加えた4人での会話であります。
そして、結花乃さんのお美しい姿にうっとりとするわけであります
(←ヾ(・・)歳考えなさいってツッコミは、あえて聞き入れません(笑))。
続いて、夜の第2部。こちらは2組がバンド。これまでとはまた幾分雰囲気が違ってきます。場内の入りは、昼間とほぼ同じ感じですが、やっぱり幾分ムーディーになっています
。
まずは4人編成のバンドのTABOWのみなさまから。ギターヴォーカル、ベース、ドラムスという男子3人に、紅一点のピアノ&アコーディオンという陣容です。
夜の帳が降りてからという時間帯の差もあったと思いますが、華やかな中にもどこか大人の雰囲気が漂う空間に変わったみたい。ギターヴォーカルの方が、こちらの事務所の主に踊りやダンス方面の担当者なんだそうですが、5曲ほどのセットの中に「不満」という曲があり、1人ずつ“不満を音で表す
”などという生ライブならではのパフォーマンスがあったりします。楽器を持ちながらですから、流石に踊るわけにはいきませんが、これは各メンバーさんの料理の仕方が面白かったりします
。
続いて平村優子さん。当日記では、平成最終盤のこちら以来の登場であります。
(2019年4月27日@銀座)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12457978670.html
いわば”対外試合”だったこのときは、弾き語りの曲も大舞台では加えたい…と、何曲かがオケではなく弾き語りのセットでしたが、この日は、カバーを含めた4曲のセットで、シンプルにオケ使用のソロステージになっています。
まだ時折は暑い時期ということで、途中に振り付け付きの曲目があったりします。そのお姿は大変可愛らしいものでしたが、やっぱりというか、安定してアコースティックバンドを従えているか、弾き語りのお姿を見てみたいという気がします…。どこかで遭遇できるのかな?
中間には、お昼の1部にも出ていらしたKwinkのお二人と結花乃さんが、プロデューサーであるNaoさんとの”トークタイム”としてそれぞれ登壇。
筆者お目当ての結花乃さん、次第にうたが書き溜められてきているそうで、先日からまず1曲、配信リリースが始まったばかり(夏物語)。昨年夏の(「きんぎょすくい」のリリース)ような忙しさは、ことしはなかったそうですが、またしばらくすると大忙しの日々がやってきそうですね。
最後はBreathing Booostという4人編成のバンドさん。
Naoさんが審査員の1人だったという、とある大会で表彰されたというのがこの日のご出演のにつながる縁だそうでして。“実験室”ならではの光景かもしれません。
こちらは4人とも男子というだけあってか、やはり盛り上げ方がわりとストレート…いや、そもそもがパワフルなので盛り上がるという感じでしょうか。昼夜にわたる締めは、場内の一体感という文脈で語るのが一番だったみたいです。
そんなわけで、今月末の結花乃さんのワンマンライブ(これは筆者も参戦予定)の予習にもなったかなと思う“実験室”。ここから皆さん洗練されたものが作り出されるのかな。ありがとうございましたぁ
。
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