VTR1000F 炎嵐号 ＋ PowerSuperSport(PSS)　他あれこれ

　ツーリング等に使うにはまだ溝は有ったんだけど、リヤ・タイヤの【美味しい所】が結構摩耗してしまって、ハンドリングに悪影響を及ぼしていたので交換しました。あんまり長持ちさせても【美味しい季節】が過ぎてしまうしね。因みに雷帝と炎嵐。同じタイヤを使うと炎嵐の方がリヤ・タイヤの摩耗が早い。まったく大排気量 二気筒車の【蹴り足】ってぇのは侮れ無い。TRX850ですらFZR1000より低ライフだったからねぇ(汗)。


　で、PSSなんだけど、これがきっちり当たりだった。『Power 2ctのリヤ・タイヤの形状がこうだったらもっと良くなるのにな〜』って思っていた形になってた(嬉)。流石の後発タイヤ。Power ２ctからちゃんと進化していて痒い所に手が届いてる。

　かなり自由にコーナーダイブ出来る。とても気持ちが好い。多分だけど、これなら雷帝に履いても具合良いんじゃないかな?。Power 2ctよりずっと適応車種の間口が広がったと思う。
　グリップの感触は正しく【ハイ・グリップ・タイヤ】のソレ。コイツも２ctなのでエッヂ・グリップの話だが、センターのハード・コンパウンドも私の使用状況では気にならない。Power 2ct・Power3でも気にならないんだから当然だな(笑)。

　Power 2ct対比で結構落ち着いた特性になっている。Power 2ctで車体(乗り手もか?)に対してタイヤが大きいと感じていた件だけど、PSSでは乗り手には多少感じられるが車体への影響はほぼ無かった。
　落ち着いた特性になったけど旋回力はしっかりある。て言うか結構グリグリ曲がるので炎嵐のリヤサスがこれまでで一番気になってしまった程だ(汗)。

　PSSが良かったって事はその先に有るPower RSはもっと良いって事なんだけど、一気に金額が跳ね上がるのよね(汗)。Power3も試してみないとだけど、バンク角の問題も有るし悩む。



　ハンドル・グリップをYAMAHA R1用(ヤマハ車多数に使われている)に換えた。握りが若干太くなっていて細かい操作がやり易い。硬さも硬過ぎず柔らか過ぎずで手に馴染む。TRX850に乗るようになってから使う様になったんだけど、炎嵐でも変わらず好い感じ。スロットル操作が重かったんだけど大分楽になった。

　全ブレーキ・パッドをYAMASIDA製 RR padに交換。純正NISSIN padとの対比で、効き・操作性・感触ともに純正を越えている。私が知る中でRKのファイン・アロイが近いかな。制動力は限界まで使う事は滅多に無いのでハッキリした事は言えないけれど、フェードに対しては全く問題を感じられなかった。サーキットでも十分に使えるpadだと多数の評価が上がっているので性能に関しては心配はしていなかったけど、実際に使ってみて感触がとても良いのに驚いた。RK padの感触が好きな私と相性が良い。
　フェーシングが元から薄いのでライフはあまり期待出来ないかもしれない。無くなったら更に良くなったと言われているNEW SX(OR) padを試す予定。



　最近の炎嵐号の燃費は酷い物がある。今日なんかはパノラマ経由で洞爺のHONDAのイベント会場までツーリングをしたのにも関わらず、燃費が脅威の15.58Km/L(!)。帰りの毛無峠越えで危うくガス欠しかけたよ。一体何が起こっているんだろうとつらつら考えていたら、気温で燃費が大きく変わっていた事に気がついた。少し前に１８Km/Lだった時は肌寒いくらいの気温だった。２０Km/Lが出た最初の頃は最高気温が２０度に届かない時期だった。対して燃費が悪い時ってぇのは暑い時期に集中している。
　とするともしかしたら【水温】が関係しているのかもしれない。と言うワケで、次回までにキャブに入っている冷却水のラインを殺してしまおうかと。フル・タンク１６Lで航続距離240kmなんてフザケてる。因みに、下り坂でE/Gを止めながら朝里に何とか辿り着いて給油したら15.4L入ったよ(!)。