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2019年08月15日06:25

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山芋

緑地帯の遊歩道のフェンスの傍に蔓性の細長いハート形をした葉が茂ってゐる所があります。これはヤマノイモの蔓です。日本原産で粘性が非常に高い芋です。ジネンジョウ(自然生)、ジネンジョ(自然薯)、ヤマイモ(山芋)などと呼ばれます。この芋を擂ったものが「とろろ」です。

芋は地下に育ちますが、晩秋になるとムカゴ(零余子)が採れます。ムカゴは「塩ゆで」や「むかご飯」などにして食べることができます。植物の栄養繁殖器官の一つで、わき芽が養分を貯え肥大化した部分のことで、葉腋や花序に作られ、熟すと落ちて、素から芽が出て新たなヤマノイモになります。

山芋のムカゴは茎が肥大化して形成された肉芽です。オニユリやシュウカイドウのムカゴは葉が肉質となる鱗芽です。食材として単にムカゴと呼ぶ場合はヤマノイモ・ナガイモなど山芋類のムカゴを指します。
田舎の子だった私は山でヤマノイモのムカゴを採り、囲炉裏にくべておやつ代わりにしてゐました。



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