れいわ新選組のふなごやすひこさんのインタビューの中で「でんのしん」という言葉が出てきた。
一般には多分なじみがないと思うけど。ふなごさんは、ALSという難病を患ってるひとだが、体の自由が利かない人向けに指先一本のボタン操作でパソコンが使えるデバイスが、「でんのしん」なんです。
でんは伝えるの伝であり、電でもあるのだろう。しんは、心でしょうか。
僕は最近ALSの男性の介護の仕事をやるようになってこの「でんのしん」の存在を知った。ALSは、体中の筋肉が動かなくなる恐ろしい病気で、言葉を発する能力も衰えてくる。呼吸を助ける機械をつけるとなおさら。
でも「でんのしん」を使えると、パソコンの画面上に文章を打てるし、インターネットで音楽も映像も楽しめるのです。
障害の当事者を化け物の巣みたいな国会の場に送り出さなければならないことは、僕は健常者である我々全員の恥だと思う。沖縄や、原発立地の町に対する申し訳ない気持ちと似てる。それほど日本はひどくなってる。でもあえてふなごさんには頑張ってというしかない。
ログインしてコメントを確認・投稿する