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2019年03月31日21:29

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「ラジエーション・ハウス」の無理

 メディカルドラマというのはコミックの段階から職業柄ついつい注目してしまう。『インハンド』は講談社のマンガが原作だし『ラジエーション・ハウス』は集英社のマンガが原作。どちらもコミックならではのハッタリの効いたメディカルドラマ。
 正直に言ってメディカルドラマに関して講談社は他者の追随を許さないほどきちんとしているうえに尖った部分もきちんと持っている。どの作品も医療側にも患者側にもそれぞれの事情と社会の問題があるのを判った上でドラマを作っているのでほう、と感心してしまう。
 で、『ラジエーション・ハウス』に関してなんだけれども・・・・

(このあと多分、第一話のネタバレがあります)

 実はこの作品連載当初から違和感バリバリなのだ。主人公の放射線技師は実は医者の免許を持っているのだけれども、それを隠して放射線技師として勤務している。そしてその理由が驚いたことに「幼馴染の少女が幼稚園の頃に自分が医者になるからそれを支えて欲しい」と言われてそのまま真に受けて医者になったけれども隠して女医となった放射線医の彼女を支えるために放射線技師として勤務している」というもの。はあ?それってムチャクチャ気持ち悪くて一種のストーカーではないのか?
 その設定だったら「医者以上の技術と知識と洞察力を持つ天才放射線技師が慢心した医者をへこませる」ではいけないのか?なんで主人公を医者であることを隠さねばならないのだ?何がいやらしいと言って、話の中で患者さんの隠された病気に気づいた主人公が医者たちに別の検査をするように説得するのだけれど、もしそれで追加検査を拒否されたら患者さんはどうなるのだ?
 コミックだから読み飛ばせるような話だけれども、これを実写ドラマにしたらかなりイタイ話になるぞ。少なくとも、講談社だったら絶対にそんな底の浅い物語にはしないだろうなあ、と思う。

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