否決

話題がヨーロッパに飛んだがヨーロッパ最大の話題と言えば何と言ってもブレグジット。
ソフトでも♪ハードでも♪というわけで、合意なき離脱いわゆるハードブレグジットにな
るのか、イギリスが合意案を飲んでソフトブレグジットとなるのかという問題だったが

２９日の英議会下院で合意案が３度目の否決。これで５月２２日付のソフトブレグジット
の可能性は消えた。残るは４月１２日にハードブレグジットするか、さもなければ離脱を
延期するかしかなくなった。英議会下院ではハードブレグジットも先日否決されているか
ら、離脱の延期を求めることになるのだろう

しかしその場合は離脱の延期をＥＵ側が承認するかどうかという問題になる。もともと３
月２９日の期限を一度延長していてこの結果だしな。というわけで４月１０日にＥＵ側で
理事会が開かれる。おそらく延長承認の条件は５月２３日の欧州議会選挙への参加が条件
になるのではないかと思う

欧州議会選挙は５年ごとに行われる。参加すれば５年間はＥＵに留まらなければならなく
なる可能性も出てくる。参加しといて任期途中で抜けま〜す、というのも確かに無茶だ。
５年間も抜けられない、となったらなんのための国民投票だ！という話にもなる

英議会は２７日に様々な案について採決したがその結果は「合意案の修正案」も嫌、「合
意なき離脱」も嫌、「離脱の撤回」も嫌。あれも嫌これも嫌全て嫌。まるで駄々っ子のよ
うな結果であった。こうなったら議会解散で総選挙か？だが、５月２３日までに間に合う
わけがない。というわけで事ここに至っては、ハードブレグジットか？５年間の離脱延期
か？のどちらかを選ぶしか無いんじゃなかろうかとオイラは思う次第